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なぜ、今MAZDAが、デミオの発表で好調なのか?

2011-06-10 11:36:53 | 時事問題

 しばらく、時事問題の解説をします。MAZDAが、デミオの発表会で気を吐いています。リッター30km走るということで、ガソリン車では、国内最高水準の燃費である上に、ハイブリッドや電気自動車より安いときているわけです。この背景を解説します。MAZDAを語る上で、「株主構成」を考えないといけません。MAZDAの株主というのは、実質上MAZDAの所有者です。MAZDAの所有者は、少し前までは、フォードだったのです。石油ショックでのMAZDAが経営危機を乗り越えたのは、フォードが資本を提供したからです。この提携は、特に「技術の日本」「マーケティング・デザインのアメリカ」という感じで、シナジー効果が生じていました。ところが、リーマンショック以降、フォードは経営危機になり、ビッグ3の中で(ビッグ3とは、アメリカのGM・クライスラー・フォード)唯一経営破たんは免れましたが、資金が厳しくなりました。そこで、MAZDAの株を売ろう、という話になったのです。ここで、面白いのが、今回のデミオです。今は、フォードの株式所有比率は3%程度なので、まさに日本的になっています。技術は素晴らしい。国内最高水準のガソリン車であるが、デザインはダサい。もうちょっとどうにかならないものか?とデザインに関しては思われます。RX8のように、日本車にないようなおしゃれなデザインや、MAZDAのおしゃれなブランドイメージは、今後は影をひそめていきます。また、重要なのは、フォードが株を売った先です。三井住友銀行です。つまり、MAZDAの今後の躍進は、三井住友が支えていると言えます。さらに、実は、現在、MAZDAは、復活しそうだと言われていますが、これは復活して当り前の部分があります。リーマンショックです。リーマンショック以降、MAZDAも他の企業と同様に、売上げは落ち込んでいます。だから、前年比がアップしているように思われていても、4年前に比べるとまだまだなのです。一度落ちたものは、落ちる前と比較することがとても大切です。

 

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