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シャイニングライト

生きるということに命をかけてみたい
生まれたからには生きてやる

歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼

2024年12月10日 | ◆STAGE

歌舞伎NEXT
「朧の森に棲む鬼」

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:松本幸四郎/w、尾上松也/w、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近
   市村染五郎、市川猿弥、片岡亀蔵、坂東彌十郎  他



幸四郎さんライ、松也サダミツで観てきました!
前作の歌舞伎NEXT「阿弖流為」から時間が空いてしまったけど
また歌舞伎NEXYが始動してとっても嬉しい!
朧の森、久しく見てなかったので
久しぶりにDVD引っ張り出してきて予習してから行ったんだけど
本当にそのまんま歌舞伎になっててセリフ同じなのに
しっかり歌舞伎!という所にまず感動!(当たり前)
歌舞伎役者さんの判別をシルエットと声でしているところがあるんですが
染五郎くん、最初全然わからなかった!
シュテンだから、あれ染五郎くんだよね?!な半信半疑。
世代的にどんどん身長も伸びで声も変わってで大人になっていく中で
久しぶりの染五郎くんに驚かされる!
発光してます?なんかキラッキラしてた!

ド派手なんだけど繊細で美しい。
それが歌舞伎NEXTだと思うんです。
あくまで個人の見解です(笑)
新感線をまず歌舞伎でやろう!という企画が素晴らしいし
元々は幸四郎さんが新感線でやってた作品でもあるから
なんというかその融合感?垣根を越えていく感がとっても素敵で
新感線も歌舞伎も愛してやまない私にとって、
こんなご褒美みたいな公演ありますか!って話です。
1幕観てて、これは逆の配役のパターンも観たい!って思って
幕間に入ってすぐに残席確認したけど
流石にお手頃価格なチケットは完売してました。
両パターンでチケット確保しておくべきだった。
完全に出遅れました。
映像化されるかな?そしたら両パターンセットで見れたりするかな?
円盤化したら2枚同時再生とかしたい。
なんなら、新感線と歌舞伎両パターンで3枚同時再生したいくらい(笑)
まずはシネマ歌舞伎になることを期待して!楽しみにしてます!!

個人的にうれしかったのは、彌十郎さん×新悟くんの親子での夫婦役!
歌舞伎ってこういうことができるから面白いよね。
性別も年齢も越えていけるのって歌舞伎の特権!
私この親子さまが大好きなのでニヤニヤしながら見ちゃう♪
お二人が歌舞伎NEXTに2作連続出演なのも嬉しい!‼!‼!
新悟くんが演じられたことでシブキ推しになってしまったくらい!

キンタの右近くん最強だったな。
ぴったりすぎてけんけん以外には考えられないレベル。
刀剣乱舞歌舞伎でも思ったんだけど
歌舞伎役者さんって2.5次元的なキャラ上手すぎませんか?
ワンピース歌舞伎とかもやってるけど、
すごくナチュラルにこういう個性的なキャラを演じられていて違和感が全くない。
悪役も本当に嫌な奴だったりして。
歌舞伎も作品によっては色んなジャンルがあるから
なんでもこなせるっていう所が大きいのかもしれないけど。
こういう漫画とかアニメとかゲームに出てきそうな
個性的なありえない人物を上手くこなすのが歌舞伎役者さんっていう
イメージがより強くなった。
凄い。

そして何よりは幸四郎さんです。
やっぱりカッコいい。
いつか染五郎くんのライがみられる日を夢見て。

久しぶりの演舞場でした。
劇場はいる前にチョウシ屋さんでハムカツサンドを購入。
昔ながらの変わらぬ形状が嬉しい。




新春浅草歌舞伎もチケット取ったので楽しみです!
次回の歌舞伎NEXTは何かな~!な予想も友達と楽しんでいます。

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ミュージカル「NO.6」

2024年11月20日 | ◆STAGE

ミュージカル「NO.6」
@銀河劇場

原作:あさのあつこ 
脚本演出音楽:浅井さやか 
出演:今牧輝琉、古田一紀、熊谷彩春、日暮誠志朗、泰江和明、藤原祐規
   元榮菜摘、山﨑感音、入絵加奈子、吉野圭吾 他


友だちからお誘いもらって行ってきました!
原作も知らないし、いろはちゃんと加奈子さん吉野さん出演してる!くらいな
浅い知識で行ってしまったんですが
今年みた作品で3本の指の入るんじゃないかと思うくらい
とっても面白くて!‼!‼!
観終わってからすぐに原作も読み始めました。
予習しなくて大丈夫かな?という不安もあったんだけど
とってもわかりやすく作られていて、
複雑な設定なども物語を追ってしっかり把握できました。
まず舞台のセットが目を引いた。
そこから出てくるんだ!そういう風に使うんだ!という場面が多くて
演劇って本当に面白い!
アンサンブルの方たちが体を使って表現されている部分も多くて
それも演出が素敵だったな。
なによりキャストさん全員が歌が上手い!
いろはちゃんの出演作品を観るのも久しぶりだったんだけど
やっぱり目を引くし歌声が!吸い込まれるね!
加奈子さんと吉野さんも存在感がすごくて流石でした。
2.5次元作品って興味ないとなかなか触れる機会がなくて
今回も誘われなければ知ることさえなかった「NO.6」という作品。
誘ってもらった友だちに大感謝です!!
帰りながら作品検索してたんだけど、観た人の評判がめちゃくちゃ良くて
そりゃそうですよね!同じ気持ちです!と激しくうなづきながら共感してました。
原作を検索してから知ったんだけど、とても長い物語なんですね。
それを1つの舞台作品にギュっとまとめて、しかも物語もわかりやすくて
演出と音楽とキャストさんの実力と本当に素晴らしかった。
2.5次元作品ってちょっと舐めてました。
これは学生さんとか若い世代が見ても絶対楽しいし
これからも繰り返し上演してもらいたい!って強く感じたなぁ。

11分にも及ぶダイジェスト映像をUPしてくださっているので
残しておきます!
これ見ると感動よみがえってくるな。


チケット代が上がってきてて
どうしてもチケットを取る作品を厳選するようになって
気軽に舞台を観に行けなくなってきてるなと感じます。
興味ない作品に1万円はなかなか払えないよね。
でも感覚が同じで信頼できる友だちが大絶賛してる作品は
安心して観に行ける。
実際、本当に観に行けてよかった!って感じた。
世の中に沢山の上演されている作品がある中で、どの作品を観に行くか。
自分への課題です。
予算と日程、とっても大切。
作品との出会いも一期一会ですね。
素敵な作品と出会えて胸いっぱいな1日でした。
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バサラオ

2024年10月30日 | ◆STAGE

2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演
いのうえ歌舞伎『バサラオ』

@明治座
@大阪フェスティバルホール

今年は新感線1作だったね!
年間1~2作というざっくりな感覚だけど、今年は1作ということで!
楽しみにしていました!!
明治座での観劇は久しぶりだったんだけど、1階席後方で
こんなに傾斜なかったっけ?!という驚き。
クッション設置してくれてたけどそれでもお尻痛かった。
新感線が長丁場ということもあると思うけど(笑)
今回も豪華なキャストさんが揃っての騙しあい合戦的なやつ。
初見は「あ、そっち!」な反応をしてたけど
2回目は結末を知ってる上で登場人物を追えるので細かい部分も楽しめて、
やっぱり新感線は2回見なきゃ完結できないなという学び(笑)
桜の景色が美しくて圧巻だったね!
演劇作品として、衣装もだけどとても美しかった作品という印象が強かった。
扇子も購入して楽しませてもらいました♪
天轟星に続く扇子の販売だったけど、これからも出してほしいな。
新感線はビジュ写真が美しいのでコレクションしたい!
そして!またこの終わり方よ!
VBBの時を彷彿とさせられる!
観終わってから友だちと色々感想を話したけど
観た人によって見解の違いというかそういうのもあって
「そういう風にも取れるね!」という楽しみもありました。
ゲキ×シネも決まったのでまた繰り返しみたいな。

大阪は大千秋楽に行かせてもらいました!
入り口で桜柄のウチワが配布されてカーテンコールで客席も桜でいっぱいに☆
こういうの嬉しいー!!
新感線の千秋楽はおせんべい貰えるだけでもうれしいのに♪
アンケートに答えてステッカーもいただきました!
素敵な企画をありがとうございますぃた☆


しかも千秋楽のカーテンコールで
VBBの曲を!斗真くんと倫也くんが歌うというスペシャルなプレゼントも!
大好きな曲なので本当にうれしかった!
偽義経が途中で中止になったこともあり、今回はそのリベンジ的な感じもあって
大千秋楽を見届けられてとっても嬉しかったです。

最近、大阪行くと必ずわなかのたこ焼き食べてます。
大好き!‼!‼!‼!
今回も塩味のネギトッピングでいただきました。
大阪楽しかった☆



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モーツァルト!

2024年09月30日 | ◆STAGE


ミュージカル「モーツァルト!」
@帝国劇場

出演:古川雄大/w、真彩希帆、大塚千弘、香寿たつき、山口祐一郎、市村正親 他


年々ミュージカルのチケット戦争が激しくなる中、
今回はヴォルフガングに京本大我くんがアナウンスされたことで
チケット争奪戦が余計に激化したという感覚です(笑)
モーツァルト!は私はナンネールとコンスタンツェが好きなので
正直ヴォルフガングがどっちでも良い(笑)
チケット取れるのかな?先行で外れたら諦めようくらいな気持ちでいたんだけど
ナビザの先行抽選で運よくチケット取れました!
しかも第一希望で!!
ありがとうございました!

何度観てもまた観たいってミュージカルは思わせてくれる。
1度観たら満足なんて作品ないよね(笑)
今回もしっかり感動してグッと来て大満足で帰ってきました。
2018年にゆんヴォルフを初めて観たときは
初々しくていいなー!っていう感想だったけど
今回は「こんなに大きくなったんだね!」という嬉しい気持ちに。
先輩とのWキャストではなく、自分が引っ張る側でのWキャスト。
世代交代をしていく中で、役者さんの成長がみられるのも
ミュージカルファンの嬉しいところでもある。
私はモーツァルト!の女性キャストが大好きなので
今回、真彩希帆のコンスタンェ、大塚千弘さんのナンネール、
とっても楽しみにしていました!
どの作品もだけど、私はどうしても女性側に目が行ってしまう。
そして女性たちが幸せになれる物語よりも、
幸せになれない、いわゆるハッピーエンドではない物語に惹かれてしまう。
物語的にはハッピーエンドの方が元気もらえて心もハッピーになれるんだけどね。
そんな中でもモーツァルト!のこの2人は物語の中で幸せな場面はあるものの
時代や主役に苦しめられる、悩まされる女性たちで、
それって時代が変わっても普遍的というか、変わらない部分が今の時代にもあって。
どこかそういう所にいつも惹かれるんだと思う。

新演出版のグランドピアノの上でヴォルフガングの人生が進んでいくのが好きです。
でも新演出版のDVDは買ってなくて、今年のは映像化するのかな。
2021年版を買うべきか?
今回観てやっぱりこの演出好きだなぁって改めて思ったので、DVD買います!
今年のが出なそうなら2021年版!
DVDも値段上がっているけど、これで一生おうち上映できるって考えたら安いもんだよね。
海外作品は著作権の影響で映像化出来ないものの多いので
販売してるれることにも感謝しなければといつも思っています。

モーツァルト観た後からずっと頭の中で曲たちが流れていて
ちょっとしんどいな、ツラいなって時に頭に浮かぶのが
「何があろうと 誇り高く生きる」っていうフレーズ。
全然物語と自分の境遇がかぶるとかはないんだけど
このフレーズが大好きで、「誇り高く生きる」って
自分へ言い聞かすことがある。
周りからの評価とか、見られ方ではなく、私自身が今の自分を誇りに思えるか
そういう考え方を重視して生きていきたいなって。
モーツァルト!の曲は本当に好きな曲やフレーズが多くて
2021年版の時も曲への想いは同じことを書いてたので
3年たっても同じでした私(笑)


作品の上演が発表されてからチケット取れるかの心配をして過ごしてたので
今回も帝劇の客席に座って観劇できたことがとっても嬉しかった。
この帝劇で観れる最後のモーツァルト!、
観れることが当たり前なんて思わずに、
上演してくれることへもだし、チケットが取れることにもだし、
私自身が健康で自由に観劇できる状況にあることにも感謝していきたいです。
自分へのご褒美観劇になりました。
ありがとうございました!
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ファンレター

2024年08月14日 | ◆STAGE


ミュージカル「ファンレター」
@シアタークリエ

演出:栗山民也
出演:海宝直人、木下晴香、木内健人、斎藤准一郎、常川藍里、畑中竜也、浦井健治

海宝くん×晴香ちゃん×浦井さんの共演!!
発表されたとき嬉しかったー♪
キャスト7人だけの韓国ミュージカル。
早速の感想を言うと、とってもとっても良かった(´;ω;`)
ラストシーンとても好き。
じんわり泣いてしまった。
「ナンバー7」好き。
韓国の当時の時代背景を勉強しないまま観劇してしまったので
これから勉強もしなくてはと思っています。

セフンが留置所にいるイ・ユンへ会いに行き、
そこでセフンが自分の過去を語り始める。
セフンは東京に留学中、自分のペンネーム「ヒカル」という名前を使って
尊敬する小説家ヘジンへファンレターを送っていた。
「ヒカル」とヘジンは手紙を通して次第に親しくなっていった。
京城へ戻ってきたセフンは新聞社で手伝いをはじめ
文学会「七人会」でヘジンと出会う。
ヘジンは肺結核を患っていて、ファンレターの相手「ヒカル」を女性だと勘違いし
夢中になっていることを知る。
セフンは自分が「ヒカル」だと打ち明けることができないまま、手紙のやり取りを続けた。
次第に「ヒカル」は生きた女性として存在を大きくしていく。
そんな中、セフンがヘジンへ送った小説が「ヒカル」の名で新聞へ掲載され
天才女流作家として名が知られ始める。
ヘジンは容態が悪くなっていく中、「ヒカル」に会いたい気持ちが強くなり
会いに行こうとするけど実際の「ヒカル」はセフンであり会うことは叶わない。

セフンの中にいるヒカルの存在。
最初は髪はショートカット、服装もパンツスタイルで
ジェンダーレスな存在だったのが
物語が進むにつれて髪がロングになり、
服装も女性的な要素が強くなっていく。
木下晴香ちゃん凄い。
歌声だけでも唸らされるのに、その存在感というか
今回の「ヒカル」という独特な存在、
透けて向こう側が見えてしまうのでは?というような透明感もあって。
やわらかい雰囲気から強い意志を持つ表情に変わっていく変化も凄かった。
海宝くんセフンの中にいた「ヒカル」という存在が
後半はセフンの心の葛藤をコントロールしていくような存在になっていく。
こういう繊細な役、海宝くん上手いよね。
海宝くん×晴香ちゃんが2人で歌う場面が多かったんだけど
極上すぎて観ててとろけそうでした。
そして浦井さんのヘジン。
第一声を聞いて、「今回はその声なんですね!」という驚きと
役によってこんなにもガラっと雰囲気が変わる、年齢が変わるのが
毎回驚かされる。
いつも以上にすこし猫背だったり歩き方だったり、その佇まいだけでも
ヘジンがどういう人かを表していて。
そして私はやっぱり浦井さんの歌声が好きなんだよなぁと改めて思い知らさせる。
今回の作品、木内くんの演じるイ・ユンがカギを握っていたと思う。
1年に1作くらいのペースで木内くんの出演作を
タイミングよく観劇できているんだけど、
年々素敵な役者さんになられていて、いつも目で追ってしまう。
今回は7人の出演者のみだったので1人1人の存在が際立っていて
当たり前のように全員歌がうまくて、それだけで幸せ。

「ファンレター」は派手な演出や激しい激動のようなものがある作品ではなく
どちらかというと静かな作品だと思うんだけど
役者さんたち7人の静かな熱量というか、
熱い想いのこもった、静かだけど心を震わせる作品だなと思いました。
冒頭でも書いたけどラストの「ナンバー7」がね、とっても良かった。
1度しか観劇できてないんだけど
この物語を知ったうえで、もう一度観たいって思った作品。
是非また再演していただきたいです。

「ファンレター」という手紙でつながる関係性。
会ったこともない、偽ることもできる、手紙という存在。
でもその手紙に支えられて、活力になることある。
私も手紙を書くのが好きなので、作品から色々感じることも多かった。
この作品はモデルになっている韓国の作家さんがいたり、
当時の時代背景を知るともっと深く作品に触れられる部分もあると思うので
当時の時代背景については勉強してみたいなと思いました。
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