学びの欲求

仕事帰りにヒライで夜食を食べていると、高校生の男子が参考書を開いて勉強している。そこへヒライのおばさんが差し入れのドリンクを渡し、「どこの大学を受けるのか」とか、「苦手な科目は？」とか、「将来は何になるつもりか？」などと、初対面とは思えない口調でいろいろ話し掛けていた。お節介なおばさんだと思って聞いていたが、しかしまあ昔ながら下町風情を思わせる親睦感も垣間見えた。センター試験は13日らしいが、この歳になってもまた大学で学びたいと思う憧れがある。学生時代は勉強がイヤだったが、今は社会人としての義務を果たしているつもりなので、自分の好きな事を勉強できる。まだまだ知らない世界がたくさんある。死ぬまでに何かを成し遂げるのもアリ、まだ知らないこの世界の実相を知る事もアリ。