兵庫県の斎藤知事がパワハラ疑惑で百条委員会による証人尋問に出頭したが、自身のパワハラについては「記憶にない」「必要な指導だった」と繰り返し、パワハラの事実を全面的に否定している。元官僚だけあってこうした類の答弁は手慣れたもので、自身の罪を認める気など微塵も感じられない。職員が2名も死んでいるのに何という態度。良心の呵責は全くないのだろう。やっぱり維新の政治家ってこういう輩だなと思う。
百条委員会では、パワハラ問題だけがフォーカスされており、大手マスコミもその点ばかりを報じているが、元局長は生前、内部告発文を作成したパソコン内の情報について、内部告発と無関係の部分は百条委員会で公開しないよう求めていたが、維新の県議が「全て開示すべき」と要求。前総務部長の井ノ本知明らがこのパソコンを調査し、告発内容とは無関係な私的情報を県議らに開示した疑いが持たれている。
おそらく、押収したパソコンから個人的な情報を掴んで告発者を脅迫するつもりだったのだろう。そうなると脅迫罪が成立し刑事事件の事案となる。維新は昔から議員の不祥事が絶えず、犯罪を起こす議員も多いから色々ときな臭さが漂う。元局長は、百条委員会に出頭する意志を表明していたにも関わらず、委員会の直前に姫路市の民家で死亡していたところを発見された。元局長は本当に自殺だったのだろうか。単なるパワハラどころの話じゃ済まない気がする。
