原発とめろ!新橋アクションのブログ

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11月18日 「希望の牧場・ふくしま」代表 吉沢さん講演会 報告第2弾

2013年12月01日 | 学習会

      「原発の時代 終わらせよう」        

 

 11月18日夕刻、「原発とめろ!新橋アクション」主催の学習会第9弾が、「希望の牧場・ふくしま」の吉沢正巳さんをお招きしてニュー新橋ビル地下ホールで開かれました。仕事を終えて駆けつけた労働者など60人が参加しました。
 最初に主催者あいさつとして、なんぶユニオンの宮里勝博委員長が主催者あいさつを行い、「労働者の力で社会を変え、原発をとめよう」と呼びかけました。

 早速「原発一揆/福島第一原発14㌔地点で被ばく牛と生きるベコ屋の意地とは?」と題する吉沢さんのお話が始まりました。


 


 福島県浪江町の希望の牧場は、東電福島第一原発から北西14㌔の地点に位置しています。原発の建物が見える近さです。
 まず2011年3月11日の震災当日を経て、14~15日の原発の爆発事故の模様がリアルに語られました。

 間近に感じられる重い爆発音、建物から上がる噴煙のようすに、参加者は息をのみました。この大事故のただ中で、東京電力が責任を一切放棄して撤退するのを見て、吉沢さんは闘いを決意し行動を開始します。東電本店におもむき抗議をたたきつけ、首相官邸を訪ね「枝野に会わせろ」と申し入れます。

 同時に牧場の牛たちを生き延びさせるためエサや水の確保に懸命に奔走します。牧場は警戒区域に指定され、立ち入ること自体が「逮捕覚悟だった」と吉沢さんは語りました。


 そして5月には警戒区域の家畜への「殺処分」方針を政府が出したことに対し、「逆スイッチ」が入った吉沢さんは、「殺処分は証拠隠滅だ。被ばくした牛を観察し研究する対象として生かす」と決めて全力で闘いました。

 今は多くの人たちの協力を得て、希望の牧場を運営し、全国を回って講演し、渋谷の駅頭などでマイクを握り福島の現状を訴えているとのことです。
 終始明朗な声で語る吉沢さんですが、事故を招いた者たちへの強い怒りと、苦悩と葛藤をへての闘いの決意は聞く者の胸を揺さぶるものでした。

 


 「オリンピックバブルに浮かれていていいのか。再び同じ規模の大地震がきたら原発はどうなる。僕は全国を回って、原発立地町にこの体験を伝え、語り部として残りの人生を生きる。原発の時代は必ず終わる。われわれの力、体を張った実力闘争がそれを決める」と、絶望を希望に変えて生きる姿勢を語り、参加者の熱い共感を生みました。


 活発な質疑応答の後に、会場で集められたカンパ3万8146円が吉沢さんに手渡されました。
 最後に郵政労働者(銀座局)の星野勝紀さんが「気づいたところから行動に移そう」と訴え、12月12日の東京電力に対する申し入れとデモ、そして来年の福島・郡山市での3・11集会・デモへの参加を呼びかけて締めくくりました。


(TN)

*講演会の動画は近々配信いたします。お楽しみに!!


*新橋アクションの行動予定

12月6日 秘密保護法案を廃案に!集会参加 

12月12日 東電直撃 申し入れ&デモ  みんな来てね!!


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