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「放射線のホント」パンフを撤回しろ

2019年03月07日 | 紹介

  復興庁に抗議行動で早野の偽造を問題を追及 (1月28日)

 1月28日、「放射線のホント」パンフはデタラメなので、事前に復興庁に質問書を提出し、回答を求めて面会しました。
 復興庁は、「質問書に対して回答しない、回答しない理由も答えない」と電話で通告し、面会する部屋は小さいから3人しか入れないなどと言ってきていました。
 
(*質問書は、「放射線のホント」に記載されている10のポイントについて、その根拠を示せというものです。裏面をご覧ください)
 
 しかし、当日は、10人で面会し、なぜ回答が出来ないのか、復興庁のどういう組織、それを構成する人がどう判断しているのか明らかにすべきだと迫った上で、パンフの作成に関わった早野龍氏五の被ばく線量のねつ造の問題について切り込みました!
質問①:「放射線のホント」パンフの作成にかかわった早野龍五氏の放射線データの無断使用したこととそのデータを基にして生涯の被ばく線量を3分の1くらいに低く予測した論文の非を認め、論文を撤回したことを知っているのか、そうであるならば、パンフも撤回、回収すべきではないか?
回答:この場では回答できません。
質問:早野の論文が偽造されたものだという情報は認識しているのか?
回答:復興庁としては、復興庁に関わる情報収集は仕事としてやっていますから、情報は情報として認識していると存じます。
と、パンフの作成者にかかわる大問題に対して他人事のように、無責任な返答しかありませんでした。持ち帰って報告しますということなので、次回に回答を求めていきます。
 また、前回の質問書提出の時(2018年12月6日)に、「回答しないのであれば、回答しない理由も明らかにすべきである」と確認したにも関わらず、面会はするが、回答はしない、回答しない理由も明らかにしないという不誠実な対応に対する責任をはっきりさせるために
質問②:私たちの質問書は、安倍晋三首相にあてたものであるから、「回答しない、回答しない理由も明らかにしない」というのは安倍晋三首相、その内閣の返答であると受け止めるが、それでいいのか?
回答:あくまでも復興庁としての対応です。
と、復興庁の不誠実な対応が安倍首相への批判に向かうことを恐れているかのような動揺を見せていました。復興庁は人民の質問にまじめに答えるべきです。
 
福島と連帯して、必ずパンフを撤回させよう!
 
 早野龍五氏がデータを偽造した問題は、福島県の伊達市の住民の方々の闘いによって暴き出されました。伊達市は、全村避難した飯館村に隣接し、年間20ミリシーベルト以上の高汚染地帯です。
 しかし、事故直後、汚染の事実は隠され、全村避難もせず、除染も極力しない方向で、「除染先進都市」をうたい、住民が被曝させられた所です。避難や除染をしなくてもいいとするために、住民に配られたのがガラスバッチ。正面からしか計測できないため3割程度低い値が出るという。年間被ばく線量1ミリシーベルト基準を崩すために、使われました。そのデーターを無断で使用した上に生涯被ばく線量を低く見積もった早野。それを元に書かれたパンフ。そのパンフを全国の子どもたちに強制するのか!?なんのために!?
 福島原発事故は終わっていません。福島の甲状腺がんの子どもは200人を超えました。今こそ、撤回させましょう。子どもたちを守りましょう。次回はブログでお知らせします。
 
                     (「心の除染という虚構」―除染先進都市はなぜ除染をやめたのか 黒川祥子著 
         集英社インターナショナル を参考にさせていただきました。)

 

 


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