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イタリア語検定1級対策定期報告その9

2018-06-06 20:02:20 | イタリア語検定1級
定期報告(5/28-6/3)

皆さんこんにちは
前回までは月曜日に更新していたのですが、今回は考えることがあって更新が遅れてしまいました。
考えていたことというのは、より具体的な試験対策にはいる時期になったかなということです。
試験が10月7日なので、残された期間は4ヶ月ちょうどとなりました。これまでは総合的なイタリア語の力を上げるために、語彙力をはじめ、読解力やリスニング力などを高めてきましたが、4ヶ月前になりよりイタリア語検定に沿った対策を始めていく段階に来たと考えました。

そういう考えに至った結果、ここで一度過去問の取り組んでいない部分をやってみようと思い、実際にやってみましたので、今日はその話から入っていきたいと思います。


今まで取り組んできたものは「長文」と「リスニング」です。
まだ取り組んでいなかったのが「文法」と「作文」になります。
今回は「文法」に注目して考えてみました。


イタリア語検定では大問23~52の30問が文法問題として出題されます。
イタリア語検定1級の合格基準とされているのが8割ですので、ここで24問正解することが求められていると考えます。
実際に2014年と2015年の問題に取り組んでみたところ、現状では半分の15問しか正解できていません。この中には勘で正解したものもありますから、しっかりと答えられたのは概ね10問程度です。
なぜこのような成績になったのか考えるために、問題の傾向を確認してみました。
問題を以下のように分類してみます。

1:文法問題
代名詞、関係副詞、前置詞、など
2:動詞の活用
接続法、前過去、など
3:成句
4:語彙

2014
文法 13題  動詞 13題  成句 6題  語彙 3題
2015年
文法 11題  動詞 6題 成句 15題  語彙 6題
*注意:問題によっては「文法」と「動詞の活用」のどちらも重要ポイントだと思われるものは両方でカウントしています。合計が30問になっていないのはそのためです。


2年分しか解いていませんが、まずわかるのは文法問題の比重が多いということです。文法問題とひとくくりで言っても、そこには様々な分野が含まれていますので、「これをやればいい」というのがないのが現状です。
今のところ対策として考えられることが2つあります。
1つ目は文法書で自分が苦手・知らない分野の知識を補充すること。
これには「本気で学ぶ中・上級イタリア語 本多孝昭著」を使おうと思っています。
2つ目は「過去問をたくさん解く」こと。
イタリア語検定の問題はほかの級もそうなのですが、繰り返し似た問題が出ることがあると思われます。
今回解いた2年分の中では、中世代名詞loの使い方が繰り返し問われていました。


文法問題の次に絶対に押さえておかなければならないのが「動詞の活用」です。
出題パターンとしては2種類で、
A:違う時制・法の動詞が並んでいる ( ho, abbia, avevo, avrei など)
B:同じ時制・法だが活用している人称が異なっている(avrei, avresti, avrebbe, avremmoなど)

多いのはAのパターン。Bのパターンは主語との一致を考えれば難しい問題ではないので自分はAのパターンのみを学習するつもりでいます。

2年間でどちらにも出題されているのが「遠過去」です。どちらも2問出ています。
また、接続法も出題頻度が高いように思われます。

まずはこれらの時制・法から一度洗い直したいと思っています。

そして、動詞の問題は「ここはどうしてこの活用形になるのか」をきちんと理解することが大切です。
これはフランス語検定の動詞を活用して空欄に入れる問題と考え方は同じで、特定の時制や法を使うには必ず理由があります。活用を理解するだけでなく、その点を理解することが安定した得点につながると考えます。
この力をつけるために必要なことは、普段から何かを読むときに時制・法を意識すること。またほかの年度の過去問を使って実践を通してその力を身に着けていくことも必要だと考えます。そういう理由から、必ず過去問の文法問題に週に1回取り組むことをこれからの学習に取り入れようと思います。

成句の問題が必ず出ていることにも気づくと思うのですが、成句の難易度は様々で、辞書を見てものっていないものがありました(例:essere di giovamento a -)
成句の問題の対策としては基本的語彙が使われているものが多く、その単語が使われているものを覚えていけばよいのですが、現状ではこの成句に時間をかけていては効率が悪いと思われます。それよりも何度も繰り返し出されている文法問題に時間を充てることがよいと思います。

語彙の問題は前半パートに数題と、最後の4問が必ず語彙の問題となっており、この4問は難しい単語が並んでいます。この辺の語彙の強化は、今まではEuronewsをはじめとするネットニュースを使ってきましたが、読解の練習と合わせて考えた結果、取り組む課題を変更したいと思います。これについてはまた後程触れたいと思います。

以上が文法問題を解いてみた感想です。
8割を取るために優先すべき順番をもう一度確認すると、

文法≒動詞の活用>>語彙>>>>>>成句

といった感じでしょうか。
6月は文法と動詞の活用のレベルアップを図ることにします。


続いては先週やったことの振り返りを行います

・単語帳 75%
予定では100%終わらせるつもりでいましたが終わりませんでした。理由として時間が足りなかっただけですので、割り当てられる時間の計算をもっとしっかりすべきだと反省しています。
今週はのこりの25%を終わらせるつもりで取り組んでいます。

・イタリア語作文(ラングエイト投稿) 
今週の投稿は2本、「僕の日常」と「タトゥー」について書きました。前者はよくある自分の一日を全て現在形で書いてみました。後者については20年前の日本と今の日本でのタトゥーの持つ意味合いの変化を書きました。
色々なテーマで書いてきたので、少しずつ書くものが減ってきました。これからはテーマを探すために記事を読むのではなく、「決められたテーマ」で書くようにしたいと思います。具体的には英検2級~1級の作文、二次面接の出題テーマから選ぶことをしようと思っています。

・リスニング(イタリア人の当たり前) 
レッスン25~45の復習しかできず、新しいとことはやれていません。できなかったのは時間的な理由です。復習としては移動中に聞いたり、聞いたものをシャドーイングしたりしていました。当たり前のことですが、聞けば聞くほどだんだんと聞けるものが増えて、余裕をもって聞けるようになってきたと感じています。今週は新しいところに1つでも入ろうと思います(今夜やります!!)

・記事読み(今週はユーロニュースに戻ります)
電車の待ち時間には必ずスマホで記事を見るようにしていました。電車が来る短い時間の間にどれだけの情報を得ることができるのかを意識して読んでいました。同じようなニュースを繰り返し読むことによって、そこで使われる語彙を認識するために使う時間、体力が減ったと感じています。

しかし、今週からは読むものをネットニュースからイタリア語の洋書に変えようと思っています。
その理由は以下の2つ。

・文法問題の中に含まれる「語彙」及び「成句」をより多く知るため
・文法問題に含まれる「動詞の活用」に関しての理解を深めるため(特に遠過去の活用)

読む本は家にあるものから選ぼうと思います。積読状態になっているものがあるので・・・
読んだ本については次回の報告で書きたいと思います。


・会話教室 2回
今週はタイミングよく自分のレベルが空いていたために2レッスン受けることができました。
そのうちの1つで、非常にイタリア語で話すことに慣れていらっしゃる方がいました。留学経験者なのかなという感じがしたのですが、自分よりもギアが2段階ほど速い方でした。
久しぶりに「負けたくない」という気持ちに火が付きました!!!勝手ながらこの方を会話教室での目標にしたいと思います。
イタリア語の勉強はイタリア語検定のため、という軸は残しつつ、この方を抜かすということも一つの目標とし、復習として音読練習にも力を入れたいと思っています。
ライバルがいるということがモチベーションを上げてくれることを久しぶりに体験しました!


先週のまとめと今週の課題

先週は時間的な面では少なかったと思います。しかし、すき間時間の利用はいつも通りに行ったし、考えながら学習に取り組めた点ではよかったと思います。
今週からは文法の時間を増やすために、どこかの時間を減らさなければなりません。でも、単語がもうすぐ4周目が終わるため、その時間を使ったり、記事読みを原書読みに変えることからうまく時間のバランスを考えたりすれば、うまくいくと思っています。
作文のテーマもこれからは自分で考えるのではなく、与えられたテーマについて書く練習に移ることになります。好き嫌いせずに、いろんなテーマで書くことによって、幅広くイタリア語を運用できる能力をつけなければと思います。


今週の課題

・単語帳 75%→100%
・ラングエイト投稿 2本
・リスニング(イタリア人の当たり前) 復習、および最低2つ新しいレッスンに取り組む
・会話教室  1回以上
・文法 A:文法書を読む  B:動詞の活用


イタリア語検定(10/7)まであと125日(約4か月半)


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