Shinのpolyglotな日々♪

Shinの多言語学習の記録。言葉を学ぶコツと楽しさを伝えます♪

失敗から学ぶ

2015-09-20 23:20:36 | 語学学習
こんにちは!いつもblogを読んでくれてありがとうございます(*´∇`*)

先日、家庭教師の仕事に行くと、生徒が何やら部活の試合で失敗してしまったらしく、浮かない顔をしていました。

僕も中高とバスケ部に入っていて、何度も試合で失敗しては凹んでいたことを思い出しました。
そんなときって何も手につかなくなってしまうんですよね(-_-;)

皆さんも同じように失敗した経験があると思います。

そう、誰もが失敗したことがあるのです。失敗したことのない人はいないのです。

失敗したことについて考えて凹んでしまうあなたはきっと責任感が強いことでしょう。
でも、失敗をただ悔やんでいるだけでは何も解決しません。

前述した通り、【失敗をしない人】はいません。
いるのは『失敗から学ぶ人』と『失敗から何も学ばない人』です。

【失敗は成功のもと】というように、何かを達成しようとしたときに失敗は付き物なのです。
とりわけ、スポーツなどの【勝敗が別れるもの】では確実に【敗者】が生まれます。敗者になると、そこにはたくさんの後悔すべき失敗があったと感じるでしょう。

では、そこでただ悔やむのではなく、なぜ失敗してしまったかを冷静に考えてみましょう。

例えば、僕は英検1級の試験に5回は落ちています。その度に反省を繰り返してきました。

初めは全く歯が立たなかったことから、【語彙力がない】ことを反省し、単語帳をひたすら覚えました。
次は【長文が正確に読めてない】と言うことから、たくさんの英文を読み、知識をつけました。
それから、受験者の多くが得意とする【リスニングが弱い】とわかると一日中英語を聞くようにしました。
はたまた、【作文問題で支離滅裂なことを書いている】とわかれば色んなテーマでエッセイを書いたり、背景知識を学習したりすることで乗り越えました。
他にも細かい反省を数十回、数百回と繰り返し、試行錯誤の結果、最終的に合格を手にすることができました。

きっと失敗を悔やむというのはこれから同じ失敗を繰り返すかもという恐怖からくるものだと思っています。
その恐怖心が失敗を繰り返さないための行動を促しているのではないでしょうか?

失敗を恐れるのではなく、失敗と向き合い、【次に失敗しないための準備をする】、これが大切です。

また、失敗ばかりに目が向いてしまってることも多いと思いますが、同時に、良かったことやうまくいったこともあるのではありませんか?
失敗したことを反省すると同時に、成功したことにも目を向けてみて、【なぜ成功できたのか】を考えることも大事です。なぜならその成功が偶然の出来事だったのか意図的に出来たことなのかで意味合いが大きく変わるからです。
1度成功したことがもう一度成功するとは限りませんよね?
また、もしかするとその成功は【失敗を反省したこと】からできたことだったりしませんか?

そう、成功と失敗は表裏一体なのです。



《まとめ》

1:失敗から学ぶことが大切(なぜ失敗したのか?次に失敗しないために何をするか?)

2:反省後、考えたことを必ず行動に移す(頭でばかり考えず、実行することが大切)

3:失敗ばかりに目を向けず、良かったこと・成功したことにも必ず目を向ける(次も成功できるために必要、自信に繋がる)


僕は昨日できなかったイタリア語検定の模擬試験で単語力不足を反省したので、これからわからなかった単語すべて覚えようと思います(*ゝ`ω・)

映画を使った語学学習の利点

2015-09-16 18:34:39 | 語学学習
こんにちは、blogを読んでいただきありがとうございます(*^^*)

先日、久しぶりにDVDを借りてTRANSCENDENCEを見ました。
主演はジョニー・デップ、レベッカ・ホール
内容は簡単にいうとジョニー・デップ扮する科学者が人工知能(AI: Artificial Intelligence)と化し、その姿や行動、進化を通して行き過ぎたテクノロジーがもたらす危機を描いています。

率直な感想として、確かにここまで人工知能が発達したら怖いなぁと思いました。
「人工知能に自我があるのか」、「そもそも自我とは存在するのか?存在するとしたらどこにあるのか?」、そんな哲学的な話もあって普段こういうことを考えてないのでとても考えさせられました。

さて、内容的なこととは違いますが、皆さんは映画などで語学学習をすることをどう思いますか?
僕が19、20歳くらいのときに、映画や海外ドラマが大好きだという知り合いがいました。
彼女は某英会話教室のクラスメートでして、主な勉強方法は映画やドラマを見ることだと言っていました。

正直にいうと、僕はこの映画やドラマを使った勉強方法というのが当時は受け入れられませんでした。
勉強というと、本を読んでそこに出てくる表現を学んで実践で使う、というのが当時の僕のやり方でした。どうして受け入れられなかったかというと、第一に映画は勉強という感じではなく、娯楽だという考えがあったからです。第二に、映画を見るとなると2、3時間かかり、当時の僕にとってはこの時間で本を読んだり他のことをしたいという気持ちの方が強かったのです。
最後に、正直なところ、映画を見ても俳優たちが何をいっているのかわからないことにコンプレックスがあったんだと思います。今となっては「何を言っているのか分からないから、分かるように英語字幕を使ったり何度も見て勉強する必要がある」ということを理解していますが、当時はちょうど英語が伸び盛りのころで自分の勉強法にプライドを持っていたかなにかでどうしても映画で勉強することをネガティブに捉えていたんだと思います。いやいや、まったくお恥ずかしい限りです(-_-;)

ちなみにさきほど話に出た映画中心に英語学習をされていた方はリスニングがとても強かったのを覚えています。
また、色々な会話表現も知っており、フランクに話すのがとても上手でした。
自分は教科書英語でしたので、その姿をみて羨ましく思っていたのを覚えています。

さて、今となってはこの映画や海外ドラマを使っての語学学習はアリだなと思っています。
考えを変えてくれたのは24(トゥエンティーフォー)にはまったことです(^o^ゞ
ジャックバウワーのような渋くてかっこいいしゃべり方がしたい!それが始まりでした。一度はまってからは早かったですね、DVD借りてきては寝不足の日々が続きましたw
そういった経験を通して、今だからわかる映画を使った勉強方法の利点は


1:リスニングに強くなる
ただし、これはある程度(英検2級以上)の語彙力があることが前提です。
単語が分からないのに状況から意味を把握するというのは映画やDVDを見るだけでは無理です。
その言語の大量のシャワーを浴びることで自然と理解できるようになる、とは言いますが映画を数本見ただけでは絶対に足りないと思います。ネイティブとしてその国で何年も生活し、その言語で思考するから自然とわかるわけで、それは映画を何千本、何万本に匹敵するでしょう。
だから事前の段階として単語を覚えておく、そうすると単語の運用力・応用力という点で伸びがみられます。
今ではほとんどのDVDに英語字幕がつくようになりました。 昔はスクリプト本なんかも売られていましたが最近はあまり見ませんね。
この字幕機能を使って聞き取れないところでは役者たちが何と言っているのか確かめることができます。
ただ、注意しなければならないのは役者の台詞と字幕がまったく同じものというわけではないということです。
字幕には字数制限があるため、内容は同じで言い回しが違う場合が多々ありますので注意してください。

リスニングというのは相手の言葉を理解する力ですが、それはその言葉を知っているかどうかだけに依存するものではなく、その会話が行われている状況を加味して考えなくてはなりません。例えば、I made it.という発言を聞いたとき、そのままの訳すと
「私がそれを作りました」
となりますが、これは「誰がそれを作ったのか」という話の流れがあって初めてそう訳せます。
しかし、make itには「うまくやる、成功する」という意味があるので、
「(何かに成功して)やりました!」という訳になる可能性もあります。

もし、この台詞を言っているのがテストでよい点数をとってそれを両親に自慢げに伝えようとしている少年だったら、、、、もちろん後者ですね。
つまり意味というのは状況といった非言語的なものに影響を受けるのです。
これを映画やDVDでは映像として捉えることができるのでイメージに残りやすく、この表現はこういう場面で使うのか、というのがわかるようになります。


2:会話表現に強くなる

一般的に語学学習はその言語の「きちんとした表現」を学ぶことを前提としています。
フランクになりすぎな表現はテキストでは避けられる傾向がありますね。
例えば、先日テレビを見ていて、タレントのShellyさんが次のような表現を使っていました

Give it up for Naomi!

さてどういう意味でしょうか?

give it up for 人は「~(歌手などこれから出てくる人)に拍手をする、拍手で迎える」といった米語スラングです。

このようなスラングはまず一般的な語学のテキスト(中・高校で使うようなものを基準として)には出てきません。

皆さんは日本語を勉強する外国人が不思議な話し方をするのを耳にしたことがあると思います。不思議というのは、わざわざ言わなくていい主語を言ったり、友達の中でも丁寧語を使ったり、といったものです。

人間関係によって言葉遣いは変わりますよね?自分の上司や先生に対しては友達や家族と同じように話す人はあまりいないと思います。

そういう様々な状況における言葉の取捨選択を映画を見ながら感じとる練習も大切なことだと思います。

留学をせずに日本で外国語を習得しようとしたとき、ネイティブ同士の中で過ごすという疑似体験を映画は提供してくれます。

こういうことから映画を使った語学学習を1つの勉強方法として取り入れてみるのをお勧めしています♪

さて、ではこれから何かDVDを借りてこようと思います!
皆さんのおすすめ映画などありましたら教えてくださいね(*´∇`*)