
内田さん。
当時の再現の忠実さについてはこの世代の人が太鼓判!
僕は5、6才で、憶えてるわけやないねんけど、
ファッションが妙に懐かしかった。
女の人の服がクール!
超映画。

同感!
ほんでむっちゃ綺麗。
食い入るように見てしもた。
琥珀色。
「菊地さんの演技って、なんというか、「ハリウッドの狂った人の演技」なんじゃないかなあ。」
他の人がまったく触れてなかった点:
①小説の全編に流れる「哀しいユーモア」みたいなもんは、
村上春樹文学の大きな魅力のひとつというか、
物語の想像力と合わせて、
それなしには成り立たない半分までも構成してる思う。
たとえばワタナベくんが緑さんに答えて使う数々の比喩、
端的にはレイコさんの「シワ」ギャグなど、
こういうのが、大筋の悲劇の悲劇性を時にグッと背景に押しやって、
小説に絶妙のリズムを与えてる、思うん。
それが映画ではほとんど表現できてなかった。
別に会話のセリフをそのまま使え、言うんと違て、
映画でなんとかその雰囲気を出せへんかったやろか。
何とか悲劇を損なわんと映画としてまとめるには、
まあ難しいんやろけど。
②「月光に染まる直子の裸身」シーン、
これは夢と現をないまぜにして、
主人公の頭の中でもずっと後を引く重要な、
何より純粋に美しい場面で、
この監督さんの絵柄としてもピッタリきそうやのに、
なんで入れへんかったんやろ?
まとめ:
これほど映画評が面白い映画は初めて。