カセージンのひとりごと

『奥多摩大好き』改題(2017年にタイトルを変更)

長尾ノ丸(県界尾根)

2005年06月25日 | 奥多摩
 「長尾ノ丸(ナゴウノマル)」は「棒ノ折山」の西、日向沢ノ峰との中間で県界尾根の目立たない場所に有る。地図で見ると南は「林道大丹波線」、北は有馬林道がすぐ近くまでせまっている。有馬林道はちょっとアクセスが遠いようなので奥多摩側から大丹波林道で入ることにする。
 ここは今までに尾根通しの双方向から訪れたことが有るが、今回はこのあたりにちょっと別の用件が有り最短コースを探す。
 「長尾ノ丸南尾根」を試したレポが「山のページ」のenoさんから提示されている。わずか数十分で到達できそうなのでこれを採用する。

 表題の写真は「クロモ山」への登りから東を望む、最遠は「棒ノ折山」、左が「長尾ノ丸」、間の小さく見えるピークは「槙ノ尾山」

2005年6月25日
 奥多摩東京都エリアでは初めて車で進入、川井駅に先から北に進路を取る、奥茶屋キャンプ場の先に林道を入る、ここからは自己責任ということで保険の効きかたも変ってくるらしい。
 そして獅子口小屋跡方面への登山道入り口で車を停める、先着の車で一杯なのでちょっと離れた位置に駐車スペースを確保。


 enoさんとはちょっと違うが少し戻ったところで取り付きを探す。苔むしたコンクリートの防護壁の切れ目を見つける。左に行くと雑木林であるが藪がひどいため右の植林の中を上がる。
 

 結局enoさんのレポートと同じところに着いたらしい、大岩!


 登山道を横切る、古い道標、かつては一般登山道だったようだが今は訪れる人がまれなコースになってしまった。そして「長尾ノ丸(ナゴウノマル)」、三角点は東に数十メートルの位置。
 



 さて西へ向かう、先ほど横切った登山道と合流する、その先は急斜面、下り切るとコル、「マヤノタル」の地名標。実はこれを設置した人が『これは間違った場所に設置してしまったから撤去してほしい』との要請、撤去する。


 ピークを一つ越すと再びコル、ここが間違った地名標の正しい位置か?埼玉県側から道が上がってきている、しかし藪の中でやせ尾根、歴史的な格は感じられない。一応埼玉県側に下ってみる、真っ直ぐ下ると思いきやほとんど水平に山腹を巻いていく、延々と西に向かいようやくに有馬林道にぶつかる、そこは崖の上、わずかに戻って林道に降りる。
 

 利用者が多いのであろうかテープが一杯ついている。


 するとすぐ目の前に尾根のコル、これこそ例のあれではないか?


 真っ直ぐ藪に突入。そこはザレ場で蟻地獄みたい!たまらずすぐ左の小尾根に退避。


 すぐに先ほどの尾根の続きに到着、立派なコル、こここそ彼の「マヤノタル」に違いない。周辺を探索、いろいろな岩がゴロゴロ、人工的なものかは定かではないが窪地も有るし、なだらかな土地がかなり有るこれなら厩も設置できるだろう。
 

 

 西に急斜面を登ってみる、そこはクロモ山。やっぱりさっきのところが「マヤノタル」であろう。もう一度戻る。
 

 せっかくの地名標識、もったいないので私の責任で利用させていただくことにする。
 



 一旦さっきの(有馬林道への)分岐まで戻り、今度は「大丹波林道」方面に下る、かすかな作業用らしき踏み跡もすぐにあいまい、ドキッとする熊の糞等を見ながらそれでもすぐに林道に合流。


 


 さっきの稜線を見上げる。


 駐車スペースまで戻る。


 注記:
 標識の再設置は当HPの”シマダ”の責任で行いました。ご意見や異議のある方は掲示板やメールでご連絡ください。
 標識の製作は「峠の向こうへ」のオーナー様です。ご意見がございましたらこちらにもメールでご連絡いただけましたら幸甚です。

 完
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