御岳山に源を発し下流域で寸庭川と一緒に多摩川に流れ込む越沢(こいざわ)、東は大塚山から広沢山、西はハギ尾根から城山に挟まれた深い谷間である。下流の側壁、越沢バットレスは岩登りのゲレンデで名高いが、流行の沢登りの対象にはならないようで苔むした幽玄なたたずまいを見せている。
中流域は急峻な滝や険しいゴルジュも少なく穏かな流れが続いている。上流部は高度差の有る切り立った滝なども見受けられるが、今回はその手前から右岸の支沢に入り急峻な沢を直登して大塚山に至った。
表題の写真はキャンプ場からの越沢バットレス
2005年7月3日
「鳩ノ巣駅」から多摩川を渡る。キャンプ場の看板を見る。
右に「城山」への登山口をやり過ごし、しばらく民家の間を行って「御岳山」へ通じる山道に入る。きれいなトイレが設置された。
「寸庭」方面への道を分ける。振り返ると「鳩ノ巣駅」あたり、「棚沢」集落が遠望できる。
ガーデンキャンプ場入り口から下る。キャンプ場を左に見て草に覆われた細い道を行く。(キャンプ場を通れば良い道なのだがここの管理人は部外者が通行するのを好まない、行儀の悪いやからがけっこう多いのだ)
流れに到着。小橋を渡った先の支沢は「広沢」、脇には登山道があり「金比羅山」から「鉄五郎新道」に繋がる。さて本流(越沢)に沿って上流へ。
まもなく「越沢バットレス」といわれる「大天狗岩」を左に見る、クライミングの練習を始めようとしているグループが有る。
わずかに上流へ行くと再びキャンプ場(「バットレスキャンプ場」)。ここから一旦御岳山への登山道に戻る。
しばらく登山道を行くと左に民家を見る、ここの門?脇の細い道を入る。下方に格式の高いつくりの古い家屋を見る。
想像し得ないようなしっかりした造りの道が繋がっている。しかしだんだん怪しくなってくる道は濡れた草が絡み裾をぬらす。
桟道は新しいのも有るがほとんど崩壊寸前のはおっかないので迂回する。
再び流れに合流。
このあたりは全て苔むしている。怪しげなものみっけ!実に巨大。
もりはジャングルの様相。
少し高巻く。
「大塚山」直下の支沢に入ると(Oさんの)ワサビ田があるがもう放棄されたようである。沢を詰める。
杣小屋(かつてのワサビ田の作業小屋)に道標が有る。うすいけど『左山道行止 右直進御岳山』と読める。
この道標の行き止まりの山道はよく整備され、「鉄五郎新道」の通っている尾根に繋がっているのを知っている。
御岳山への道は前回探したが良く分からなかった。今回も探査しようとしたが藪がガスの水分でびしょぬれ、掻き分けるのは嫌気がさしてまたまた見送り。旧道探しは秋から冬のほうがよさそうだ。
沢の源頭を真っ直ぐ行くと良く手入れされた植林、登りきって「大塚山」電波塔直近の「鉄五郎新道」の尾根道。
登りきって「大塚山」。
完
中流域は急峻な滝や険しいゴルジュも少なく穏かな流れが続いている。上流部は高度差の有る切り立った滝なども見受けられるが、今回はその手前から右岸の支沢に入り急峻な沢を直登して大塚山に至った。
表題の写真はキャンプ場からの越沢バットレス
2005年7月3日
「鳩ノ巣駅」から多摩川を渡る。キャンプ場の看板を見る。
右に「城山」への登山口をやり過ごし、しばらく民家の間を行って「御岳山」へ通じる山道に入る。きれいなトイレが設置された。
「寸庭」方面への道を分ける。振り返ると「鳩ノ巣駅」あたり、「棚沢」集落が遠望できる。
ガーデンキャンプ場入り口から下る。キャンプ場を左に見て草に覆われた細い道を行く。(キャンプ場を通れば良い道なのだがここの管理人は部外者が通行するのを好まない、行儀の悪いやからがけっこう多いのだ)
流れに到着。小橋を渡った先の支沢は「広沢」、脇には登山道があり「金比羅山」から「鉄五郎新道」に繋がる。さて本流(越沢)に沿って上流へ。
まもなく「越沢バットレス」といわれる「大天狗岩」を左に見る、クライミングの練習を始めようとしているグループが有る。
わずかに上流へ行くと再びキャンプ場(「バットレスキャンプ場」)。ここから一旦御岳山への登山道に戻る。
しばらく登山道を行くと左に民家を見る、ここの門?脇の細い道を入る。下方に格式の高いつくりの古い家屋を見る。
想像し得ないようなしっかりした造りの道が繋がっている。しかしだんだん怪しくなってくる道は濡れた草が絡み裾をぬらす。
桟道は新しいのも有るがほとんど崩壊寸前のはおっかないので迂回する。
再び流れに合流。
このあたりは全て苔むしている。怪しげなものみっけ!実に巨大。
もりはジャングルの様相。
少し高巻く。
「大塚山」直下の支沢に入ると(Oさんの)ワサビ田があるがもう放棄されたようである。沢を詰める。
杣小屋(かつてのワサビ田の作業小屋)に道標が有る。うすいけど『左山道行止 右直進御岳山』と読める。
この道標の行き止まりの山道はよく整備され、「鉄五郎新道」の通っている尾根に繋がっているのを知っている。
御岳山への道は前回探したが良く分からなかった。今回も探査しようとしたが藪がガスの水分でびしょぬれ、掻き分けるのは嫌気がさしてまたまた見送り。旧道探しは秋から冬のほうがよさそうだ。
沢の源頭を真っ直ぐ行くと良く手入れされた植林、登りきって「大塚山」電波塔直近の「鉄五郎新道」の尾根道。
登りきって「大塚山」。
完
それに沢の苔むした雰囲気がなんとも僕は好きになってしまいました。
これなら、曇りでも気になりませんよ~。
大塚山の直下とは思えません。
巨大ミミズも楽しかったです。
御岳山のケーブルも利用できるのでらくらくコース?です。