カセージンのひとりごと

『奥多摩大好き』改題(2017年にタイトルを変更)

東京都最奥の地

2005年06月19日 | 奥多摩
 東京都で最も遠いところは(島嶼部を除く)というと、西の端が「雲取山」、北が「酉谷山」、いずれも遠くなかなか手ごわい。「雲取山」には宿泊施設もあり一般登山者がつめかける。酉谷山はというと宿泊施設は無くかろうじて避難小屋が利用できるという程度なので、ちょっと山慣れた人が寝袋持参で訪れる。その両山の間には1900m超で東京都第二の高峰「芋ノ木ドッケ」を始め1700mを超える稜線が続いている。ここを如何に歩くか?何処からもアクセスが困難な東京都最奥の地と認識する。

2005年6月18日
 いつもの東日原でバスを降り車道を歩く、「小川谷橋」を越え鍾乳洞方向への道を右に分け「日原林道」に入る。やがて「天祖山」登山口を見る
 

 車道を淡々と歩く、時々落石が音を立てている。藪歩き志望の二人連れが獲物(尾根)を探している。
 

 やがて「唐松谷」の分岐。なおも進んで車両通行止めの手前、十台ほどの駐車車両を見て左に「大ダワ林道」入り口
 

 一旦下って流れを渉る。急登の後尾根を越えてずっと山腹を行く。
 

 登りつくと「大ダワ」、ガスがかかっていて薄暗い。数人のハイカーに会う。
 

 さて北に向かう、ガスも薄くなり明るくなってはきたが遠望は無い。やがて「長沢背稜」分岐、「芋ノ木ドッケ」に向かう。
 

 まもなく「芋ノ木ドッケ」(芋木ノドッケ、ニョングラなどいろんな呼び名を持っている)。先へ進んで再び分岐、三峰方向への道を分ける。誰にも会わないだろうと思っていた山中になんと妙齢?の、それも白いスーツのご婦人!例の何とかと言う動物??ではなかろうかと・・・
 

 明るい尾根道を行く。やがて倒木のやたらに多い地帯に入る。
 



 しばらく行って「コヤセドノ頭」、そして「桂谷ノ頭」(シャクナゲノ頭の異名を持つが花は殆ど終わり)
 



 そして「長沢山」。明るい稜線
 

 「長沢山」から下り薄暗い巻き道をいくと道標があり、左に無印の踏み跡をたどりピークから侵入よけの横木を越えてわずかに行けば「水松山」、三角点はほとんど埋まっている。
 



 さっきのピークから南へわずかに下りると登山道と合流、東に向かう。やがて「タワ尾根」分岐点、ここから日原に向かう。
 

 「大京谷ノ峰」「大京谷ノクビレ」そして「ウトウノ頭」


 

 下って「篶坂ノ丸(スズサカノマル)」、「金袋山」
 

 特撮カメラ奥多摩けもの道のトラップに引っかかりつつ水源林巡視道を横切る。そしてミズナラの巨木。
 

 「一石山」から鍾乳洞に下る。
 

 車道を東日原バス停まで歩く

あとがき
 なかなか手ごわいルートである、朝6時台に奥多摩駅に着き帰りの電車も6時台となったこんな日帰りの長丁場もこの季節ならではの利点である。
 車道歩きを省略できないものかと思う、車で入ると駐車地点まで戻らなければならないし、なかなかままならないのだ。

 完
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