「六つ石山」のすぐ東に「狩倉山」がある。「石尾根」登山道のすぐ脇では有るが訪れる人はそれほど多くは無い。ましてやこの山頂を登山の目標にするなどということはまったく考えられない。今回はまさに「狩倉山」を登頂目標としての山行となった。目立たない山とはいえ標高1452m、「川苔山」や「御前山」よりも高いのである。ここしばらく秋川の南で標高1000mに満たない山ばかり歩いていたため、情けないことに足が(過負荷)になってしまった。
2005年4月9日
「東日原バス停」から「タル沢尾根」を目指す。
バス停すぐ民家の脇から下に下りる階段状の細い道をたどる、下りられる所まで行くと広いコンクリートの車道、すぐに行き止まりになる
そばの畑で作業中のご婦人に尋ねると、『車止めを越えて探せば道が有る、桟道やつり橋は腐っているから絶対端を歩いてはいけない』とのアドバイスが返ってきた。
杣道でも有るかとタル沢尾根下部を巻いてしまったが良好な取り付きが見つからず「山ノ神尾根」の裾に達してしまった、戻るのも面倒なので急遽予定変更、これを登ろう。
取り付きは崖だが幸い今日はザイルも持ってきている、最悪の状態を脱するには間に合うだろう。
ということで予定の山頂も「将門馬場」から「狩倉山」に変更。
「川乗橋」まで超満員だったバスも「東日原」まで乗客は定員未満。バス停脇から下を見る
車道の終点を越えると。
つり橋はこんな状態、下から見ると?
倒れている道標が示すとおり道は殆ど消滅している。
タル沢を渡ると山ノ神尾根下部、かろうじて道形が残っている、かつては「日原」のメインロードだったことも有るのだ。
岩場をよじ登る。
尾根の端のピークは「小菅山」、辺り一帯はカタクリの葉が足の置き場も無いほど密生している。花時はどんなだろう?ほとんど訪ねる人もいないだろうが。
標高1050mの小ピークで「オコジョ」を見かける
1286m標高点付近を越えると北側斜面には残雪を見るようになる。
狩倉山頂上。あたりの植林帯は東京農業大学の演習林になっているようだ。
「石尾根」の防火帯に出る。「三ノ木戸林道」を経由して「奥多摩駅」に下りる。
高度を下げると春色が目立つようになる。
2005年4月9日
「東日原バス停」から「タル沢尾根」を目指す。
バス停すぐ民家の脇から下に下りる階段状の細い道をたどる、下りられる所まで行くと広いコンクリートの車道、すぐに行き止まりになる
そばの畑で作業中のご婦人に尋ねると、『車止めを越えて探せば道が有る、桟道やつり橋は腐っているから絶対端を歩いてはいけない』とのアドバイスが返ってきた。
杣道でも有るかとタル沢尾根下部を巻いてしまったが良好な取り付きが見つからず「山ノ神尾根」の裾に達してしまった、戻るのも面倒なので急遽予定変更、これを登ろう。
取り付きは崖だが幸い今日はザイルも持ってきている、最悪の状態を脱するには間に合うだろう。
ということで予定の山頂も「将門馬場」から「狩倉山」に変更。
「川乗橋」まで超満員だったバスも「東日原」まで乗客は定員未満。バス停脇から下を見る
車道の終点を越えると。
つり橋はこんな状態、下から見ると?
倒れている道標が示すとおり道は殆ど消滅している。
タル沢を渡ると山ノ神尾根下部、かろうじて道形が残っている、かつては「日原」のメインロードだったことも有るのだ。
岩場をよじ登る。
尾根の端のピークは「小菅山」、辺り一帯はカタクリの葉が足の置き場も無いほど密生している。花時はどんなだろう?ほとんど訪ねる人もいないだろうが。
標高1050mの小ピークで「オコジョ」を見かける
1286m標高点付近を越えると北側斜面には残雪を見るようになる。
狩倉山頂上。あたりの植林帯は東京農業大学の演習林になっているようだ。
「石尾根」の防火帯に出る。「三ノ木戸林道」を経由して「奥多摩駅」に下りる。
高度を下げると春色が目立つようになる。
でも、間違えてくれたお陰で、いつか歩いてみようと思っている旧氷川日原道の片鱗が覗けて有難かったです。(日原nenenbouでも旧道を確かめるイベントをやったようですが)
山ノ神尾根は大沢ます釣り場のバス停で降り、小菅集落を抜けて上部の伽藍神社わきから入りますが、小菅山付近がカタクリの群生地とは気付きませんでした。このルートから行けば静かに、かつ手軽にカタクリが楽しめるかも知れませんね。
この領域、けっこう冒険気分が味わえます。ただでさえ急斜面で崩れやすい地形に採石場が絡んでドキドキです、踏み外すと蟻地獄のようになるのでザイルの携行が無難です、ほかの人を招待しようとは思いません。