椎名純平BLOG
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Weblog / 2013-02-09 00:41:20

また、えらく冷え込みますね。
こうして寒くなってみて初めて「あぁ、昨日までは異例に暖かかったのだな」と気づく鈍感な僕です。

今日は、2/15に向けた最終リハーサルをしてきました。
うむ、確かな手応え。
前回、八月のワンマンを経た今回は、ぐっと骨太なショウになりそう。

変わらぬデジルらしさはぐつぐつ煮えたぎりつつ、そのスープの出汁の中心が定まってきたというか。
ごった煮の闇鍋で
「おれらも何味か分からないけど、でもとにかく美味しいでしょ?(いひひ)」
っていう感じから、一度スープを濾して、透明度が増し、相対的に味わいのエッジが際立ってきた…というか。
いや、自分でも何を言ってるのかよくわからない(苦笑)

とにかく…
デジルを初めて観るあなた
何度も観てくれてるあなた
デジルのアルバムを持ってて、曲を熟知しているあなた
デジルってよく分からないし、曲は全く知らないけどなんか来てみたっていうあなた
そんなあなたにバッチリ楽しんでもらう為に僕らは演奏するので、安心してお越しくださいね。


「でもJZ Bratってどんな場所だか知らないし、ちょっと不安」
というあなたのために、今宵はワンマンの会場であるJZ Bratについて一席…

JZ Brat(ジェイジーブラット 以下JZ)は、基本的にはBlue Noteのような、“ジャズクラブ”とでも言うべきジャンルのハコです。
酒と食事を楽しみながら、ジャズやその周辺の生演奏を聴く…もしかしたら、皆さんの住む街にもこういう場所がありませんか?
そういうタイプの場所です。

そんな中にあってなお光るJZの特色は、“僕らにちょうどいい”という一言に尽きます。
Blue Noteほどかしこまっている訳ではなく、その辺にあるジャズクラブほど埃っぽくはない。
ライブハウスやクラブのようながっつり来る猥雑さはないが、弛緩しているわけでは全くない。
というように、僕らの年齢(20~40歳くらい)や音楽観にとてもしっくり馴染むんですよ。

来たことないあなたも、絶対気に入ってくれると思うな。


あと、もうひとつ付け加えると…
僕はオープン間もない頃から何度かJZに出させて頂いてたのだけれど、正直言うと当時はあまり印象に残っていませんでした。
「うん、セルリアンの中にあるし、オシャレな箱だよね」
という程度で。

それが、ここ数年でぐぐぐっと変わってきた。
何が変わったのかって、具体的には、お店のスタッフが入れ替わったらしいんだけど…なんか、みるみる内にとても良い波長を出すハコになってきたんですよ。
出演しても、ライブを観に行っても、スタッフさんの熱量が前とは段違い。
去年八月のワンマン前に店の方と何度か打ち合わせる中でも、様々なアイデアをもらい、親身に相談に乗ってくれ、情熱的なメールをもらい…と密度の濃いやり取りをしたために、当日は盤石の安心感。
あぁ、やっぱり結局は人なんだなぁ…と、改めて実感しました。
箱はしょせん箱。
何百万円掛けたサウンドシステムがあろうと、誰それプロデュースの内装があろうと、駅徒歩1分だろうと、箱はそれ自体ではただの箱。
人が箱を育て、人が人を繋げ、人が人を呼ぶ…
ただの箱は、そうして良い箱になるんだよなぁ。

そういう経緯もあり、去年の8月のデジルワンマンをJZでやることにしたのです。


…というわけなので、安心していらっしゃいな。


Dezille Brothers ワンマンライブ物語 第二幕

2013.2.15(金)
@JZ Brat(渋谷) 
19:00 open / 22:30 close
Adv. \3,500 Door \4,000
ご予約は→ http://www.jzbrat.com/




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