椎名純平BLOG
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Weblog / 2008-11-24 03:35:51
↓の文の末尾、
「ライブは客次第だ」
的にも読めてしまうので、慌てて補足します。

じゃなくて、「どんなお客さんでも、ガツンと盛り上げるのが
僕の義務だよな」
ってことが言いたかったんです。
ま、当たり前の話ですよね。


いやですね。
僕、「音楽さえしっかりしてれば喋りは要らん」と思っている
ところがあるんです。

でも、僕が「おぉ」と持ってかれるアーティストって、喋りが
凄い人がけっこう多いんですよね。
ゴスペラーズもそうだし、ダンスマンも。
犬式なんてほとんど洋平の演説会かよって感じだったり。

つまり、聴き手としての僕は、アーティストに対してステキな
喋りをも要求している訳です。
この辺がジレンマというか…。

お客さんは、アーティストから何かを感じたくて、んで、それを
アーティストに返したくて、ライブ会場にわざわざ足を運ぶ
訳です。
でも、感情を表現するのにも多少の勇気がいる。

そういう時に、アーティストのステキな喋りが、シャイな僕らの
心のドアをパカーンと開けてくれることがある。
彼ら彼女らのしゃべくりに上手~く乗せられて、気が付いたら
「セイホー」
「ホー!」
なんてね。


その「上手い」喋りに対して、表現者としての僕は照れというか、
やっかみというか、コンプレックスというか…そういうのが未だに
あるんです。
(ま、単にアマチュア気分が抜けてないって事なんですが…)


おそらくこの辺はセンスとスキルの微妙なせめぎ合いなんで
しょうね。
ベテランのソウルシンガーとかで、喋りがいつもおんなじだ、
なんて話も聞くし。


来年は、喋りを磨く年にしようかなぁ。
また事務所とかに、「お前はしゃべるな」って言われるんだ
ろうなぁ。


…ここまで読んでくれたアナタ、アーティストの根幹に関わる、
かつくだらない悩みに最後までお付き合い頂き、本当にありがとう
ございました…。


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Weblog / 2008-11-24 02:36:10
いやぁ寒くなりました。

ここ一週間で湿度が一気に下がりましたね。
気持ちが引き締まって、好きな気候ではあるのですが、ノドの
管理には辛い季節です。

そんな中、僕はscoopのタケさんに教わった塩水うがいを絶賛
実践中です。

塩の調合具合が上手くいくと、鼻うがいも全然痛くないんですよ。
多分、生理食塩水とか?みたいなちょうどいい濃度があるんだと
思うんですが。
医学関係の方、その辺教えてくだされ。
たぶん、鼻水とか、体液とかの塩分濃度と同じなら痛くないん
ですよね?ね?

ともあれ、皆さんも風邪にはくれぐれも。


昨日、一昨日と、イベントに参加して参りました。
今晩はその報告をちょいと…。

一昨日は、ゴスペラーズ主催のイベントに出させて頂きました。
対バンはMay J、ZOOCO、ゴスペラーズと、そうそうたる面々。
女性陣はターンテーブルで、ゴスペラーズはバンド。そんな中で
僕は弾き語りで臨むことになり、若干心細かったのですが、まぁ
ユルいながらも何とかなったかな…。

ソウルフォースで出たらよりパワフルだったんでしょうが、
こういう場面で敢えて弾き語りをするオイシさを改めて感じ
ました。


っつうか。
今回はゴスペラーズのステージ捌きの素晴らしさにヤラれましたよ
正直。
5人がコントかと思うテンポでパラパラと喋り、笑いを取り、
あぁそろそろ曲に行くかなぁと思いきや、けっこう長~く喋り続け、
「ところでこの話どこへ行くのかね?」
と、聞き手を心配させ始めたかと思うとスパっとオチがつき、んで
「あぁ~なぁたのぉ~♪」
なんて歌いやがる…、いや、お歌を披露なさる訳ですよ。
これ、一流のソウルショウです。

先日、ダンスマン氏ともこの話題になったのですが、笑いと
(喋りと)音楽の関係について、僕ももっと考えないとなぁ~、
と、痛感しました。

あとは…
・打ち上げでZOOCOさんとバリK~んさんとゆっくりお話出来た
こと
・初対面だったMay J嬢に(20歳だって!)ステージ脇で
「お美しいですね」的な事をお伝えしたら、
「何このエロおやじ?」
的な怪訝な顔をされてしまったこと

…が印象に残りました…。
(ちなみにMay J嬢とはその後も少し言葉を交わしましたが、
あの表情の真相は怖くて聞けませんでした…)

打ち上げ後も宴はズルっと続き、クラブに流れてみたり、夜中の
2時過ぎに村上さんがモアリズムとMountain Mocha Kilimanjaro
のイベントに飛び入りするというので、観に行ったり、
(村上さんってホントにタフです)
とりとめなくも非常に楽しかったのですが、僕は翌日もあったので、
後ろ髪を引かれながら帰途につきました。


んで、その翌日、つまり昨日は、LOOP代官山のプレオープン
イベントで、これまた弾き語りを…。

対バンは、お初にお目にかかる“FROOTS”というバンド。
ヴォーカルのトーマ君が僕と同じ鍵盤弾き語りスタイルで、
ファンキー指向の音で、何とも僕好みのステキな面々でした。

そりゃそうとトーマ君、犬式の洋平に感じ似てたなぁ。
ふたり、いつか出会って欲しいものだと思いました。


僕のライブは、見に来てくれてた皆さんにホント助けて貰って、
僕自身初めて経験したような演奏になりました。
以下、見に来た人しか分からない書き方で申し訳ないんだけど…
“You've Got A Friend”をやってるときなんて、
「客の質でダニー・ハサウェイ“Live”に勝った!」
と、本気で思いました。
あんな風に“世界”を演奏したのも初めてです。
演奏しながら、僕の役目は、イタコというか…音楽っていう霊の
意思を皆に伝える媒体なんだなぁ、みたいな事を考えていました。
ライブって、お客さん含めて皆で作るもんですよね。今更ながら。


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