僕は高校の時、JBというあだ名を頂戴していました。
彼の声マネをしたことがきっかけでした。また、ちょうど
その頃、スーパーの抽選で彼のチケットが当たったとかで、
彼のコンサートを福岡国際センターに観に行きました。
なんだか妙に間延びした、お世辞にも良いステージとは
呼べない代物で、気まずい気分になった事を覚えています。
さすがのハーデスト・ワーキン・マンも歳には勝てないのか、
と。
しかし彼は、僕の中で様々に形を変えながら存在し続け
ました。ヒップホップやR&Bを聴いていた頃は、そのビート
のオリジネイターとして、後にレアグルーブにハマっていた頃
にもやはり、その本家本元として。
「あぁ、やっぱ偉大な人なのだなぁ」と、その度に痛感させ
られたものでした。家には、いつの間にか彼の棚が出来る
ほどレコードが増えました。
ちょうどクリスマスプレゼントを探していたから、12月23日
だったと思うのですが、まぁとにかくその日、たまたま立ち
寄ったレコード屋さんで、彼のライブDVDに出くわしました。
2種類あり、それぞれ68年と71年のライブ。彼の絶頂期です。
即買いしました。
果たして、内容は最高でした。時代的に、画質音質は如何とも
しがたいという恨みはありつつ、彼の声や身体の張り、キレ、
そしてバックの演奏共に文句なしです。どっちかを選べといわれ
たら、68年の方(写真の左側)ですが、甲乙付けがたいです。
彼が亡くなったのは残念ですが、こうして僕の心の中に生き
続けるのだから、何の問題もないじゃないか、と思っています。
非常に不謹慎な物言いですが。
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