志穂 つぶやかないで、いってみよう。

日々の出来事を書いていきます。

スタンレーの魔女【芝居】(12/21(日))

2008-12-30 10:35:39 | 芝居・ライブ・イベント
思い出し日記(12/21(日))


たぶん、今年最後の舞台芝居だと思いますが、
赤坂REDシアターに
 『スタンレーの魔女』
を観に行ってきました。

作品名:スタンレーの魔女
場所:赤坂REDシアター
原作:松本零士
脚本、演出:御笠ノ忠次(サバダミカンダ #001)

演劇ユニット「サバダミカンダ」(御笠ノ忠次と土屋裕一)
による舞台です。
(土屋裕一以外の役者は客演)

私は読んだことがありませんが、
松本零士の原作を読んだことがあるという方も、
いらっしゃるかと思います。

舞台は太平洋戦争中のラバウル。
自分たちを「落ちこぼれ」と称した兵士7人が所属する部隊。

他の部隊は毎日のように出撃しているのに、
自分達に出撃の機会は無し。

スタンレー山脈に棲むと言われている
 「スタンレーの魔女」
に執念を燃やす兵士、敷居。

戦闘機乗りになりたかったけれど目が悪くてなれなかった兵士、足立。

別の部隊で戦闘機乗りを努める兵士、後藤。

後藤と彼らの葛藤。

それぞれの兵士の人生のバックグラウンド・・・


出撃の機会が無かった舞台に、爆撃機での出撃の機会がやってきた。

ボロボロになった飛行機のパーツを集めて作り上げた爆撃機で出撃した彼ら。

操縦する兵士・敷居は「スタンレー山脈」を越えられるか?

スタンレーの魔女に勝つことが出来るか?

そして、兵士達は無事に生還できるんだろうか…


松本零士原作なので、SFっぽい要素が強いかと思ってましたが、
思いっきり
 「人間ドラマ」
です。

兵士7人、中尉2人の性格が、はっきりと際立つように描かれてました。

大道具や小道具の使い方も上手いなあ、と思いました。

あと、上手いと思ったのが、ラストの締め方。

舞台芝居のラストって、締め方が意外に難しくて、
ストーリーをいきなりぶっちぎるわけにも行かないし、
映画みたいに映像が遠くなっていって消えるように終わるのも難しいし、
誰かのセリフで終わりにするとしても、どうやって終わらせるか?とか
締めくくりがうまく決まらないと、
せっかく舞台が良くても、台無しになってしまうことがあります。

脚本や演出の人は、大変だなあ…と思います。

その点、この芝居は、上手い締めくくり方したなあ、と感じました。

今日が千秋楽でしたが、また同じメンバーで再演して欲しいなあ、と思います。


終演後に、知り合い役者Y氏に挨拶しようと思ったんですが、
この公演では役者さんたちがロビーに出てきませんでした。

劇場の係員の人に取り次いでもらって、Y氏にご挨拶。
10月以降、公演が立て続けだったので、
3月まではしばらくお休みの予定らしいですが、
なんだかんだで、またどこかに出るかも?!と言ってたので、
楽しみにしてます。


<写真>


赤坂REDシアターの入り口。劇場は地下2階です。



「スタンレーの魔女」のチラシ。この日は当日券が出ました。


客席に折込チラシと一緒に置いてあったパンフレット。
  戦闘機のイメージで、飛行機の形に折られています。
  (折り方も、普通の紙飛行機より、ちょっと複雑でした。)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿