志穂 つぶやかないで、いってみよう。

日々の出来事を書いていきます。

レジスタンス

2011-05-13 15:08:51 | Weblog
最近、NHKの朝ドラ「おひさま」に、ちょっとはまって見てる。

井上真央さん演じる、須藤陽子が主役で、時代は戦前。

多くの女性たちは、自分の人生を自分で決めることは許されず、
親が決めた学校へ行き、親が決めた相手と結婚し、
結婚したらしたで、今度は夫が決めたことをし、
そして、老いては子供(息子)に従うのが当たり前の時代。

私の悪い癖なんだけど、もうね観ててね
 「そんなバカ親父、ぶん殴っちまえ~!」
って思ったり、
 「ああ、この人は産まれてくるのが50年ばかり早かった…
  今の時代だったら、相当な活躍をしただろうなあ。。。」
とか、ドラマにすっぽりはまってしまう。

そりゃ、今の時代でも、父親が威張り散らしてる家庭もあるし、
親が決めたルートを歩まざるを得ない人もいる。

今日は、劇中に出てくる、安曇野で一番の金持ちのお嬢様
で親友の真知子が、親が決めた許嫁との結婚が嫌で、
陽子の家に逃げてきたものの、父親に連れ戻される、
っていうお話。

トイレに立てこもって、最後まで抵抗を続ける陽子と真知子。
同じころ、もう一人の親友の育子は、家出同然で東京へ旅立つ。
父権社会への小さな小さなレジスタンス。


でも、ふと考えたら、今の日本にも「父親が決めたことが全て」
っていう家庭もあるだろう、と思った。

「戦後、強くなったのは、女性とストッキング」
って、良く言ったもんだなあ、って思う。
でも、強くなるには時代の流れもあるけれど、
女性一人ひとりが、理不尽なことと戦ってきた結果が、
今の日本なのかなあ…って思う。

私は幸いにも、親から人生を決められることも無かったし、
今もそれは無い。
「おひさま」を見てると、女性たちは一つ一つのことと戦いながら、
地位を高めていったんだなあ…って思う。

育子が叫んだ
 「女性たちよ、よき人生を!」
そう思っていた人たちがたくさんいたと思う。


戦前の学制だと、女子は女学校(普通は5年制)を卒業したら、
殆どの女子生徒は進学をせず、結婚したり、
花嫁修業に家の手伝いをしたりした。

進学できる道もかなり限られていて、師範学校に行くか、
東京の女子大に行くか、私立の女子専門学校(今でいうと「大学」にあたる)
に行くか・・・それくらいしか無かった。

一部の私立大では、男子学生だけでなく、
女子学生を受け入れてはいたものの、
そんなところに入ることを許されるのは、
親がよほど新しい考えを持っているとか、
そういう、かなり特殊なケースだったと思う。


私の祖母は90歳になるけれど、戦前は「お嬢様」だった。
(当然、戦後何も無くなったので、ゼロからの再出発)
女学校を卒業したら、早稲田に行きたいと思っていたらしい。
(早稲田は女学生も受け入れていた、数少ない私大)

けれど「お嬢様」が早稲田に行くなんてとんでもない時代、
反対されて、押し切られて「実践女子専門学校(今の実践女子大)」
に進学し、親同士が決めた相手と結婚した。

幸いにも、祖母と祖父(他界)は、親が決めた相手ではあったけれど、
とても仲が良かったらしい。
祖父が病弱だったので、祖母は小学校の教員免許を取得して、
定年まで小学校教師をしていた。


今は、私も含めて「何をやりたいんだかわからない」
「やりたいことが無い」という人が多いと思う。
あまりにも選択肢が多すぎて、選べないのだと思う。

人間の心って、難しい、ホントにそう思う。

錆つき

2011-05-04 23:55:15 | ファッション
刃物って、マメに磨いでやらないと、錆付いてきますね。
人間の頭も同様。使わないとどんどん錆付きます

昨日、久しぶりに、ホントに久しぶりにスカートを作成。
なぜなら…昔作った奴がボロボロになってきたから

だいぶ長いこと、ミシン使って服作りとかしてなかったせいか、
出来上がるまでに、かなり時間掛かりました。

昔だったら、せいぜい1時間もあれば出来たことなのに、
ず~っとやってなかったせいか、ミシンにまで振り回され

やっぱり、何事も「マメに続ける」のが大事ですね。