令和6年1月21日(日)に開催の万代市民会館「芸能交歓会」に出演します。
京風流吟詠会の出演時間は12時5分から12時20分です。時間は多少前後することもあります。
演目は、信長(歌謡吟詠)、新(あらた)しき年の初めの初春の(万葉集歌)、雷鳴(歌謡吟詠)、明日坂(歌謡吟詠)の4題です。
令和6年1月21日(日)に開催の万代市民会館「芸能交歓会」に出演します。
京風流吟詠会の出演時間は12時5分から12時20分です。時間は多少前後することもあります。
演目は、信長(歌謡吟詠)、新(あらた)しき年の初めの初春の(万葉集歌)、雷鳴(歌謡吟詠)、明日坂(歌謡吟詠)の4題です。
京風流吟詠会 1月の吟は、山内容堂(やまのうち ようどう)作「逸題(いつだい)」です。
風(かぜ)は妖雲(よううん)を 捲(ま)いて 日(ひ)斜(ななめ)ならんと 欲(ほつ)す
多難(たなん)意(い)に関(かん)して 家(いえ)を 思(おも)わず
誰(たれ)か 知(し)らん 此(こ)の裏(うち)余裕(よゆう)有(あ)るを
馬(うま)を郊原(こうげん)に立(た)てて 菜花(さいか)を 看(み)る
作者 山内容堂(1827~1872年)江戸時代末期の土佐藩主。名は豊信(とよしげ)、容堂と号した。
逸題 特に題をつけない詩。
【通釈】風はあやしい雲をまいて、はや日も暮れようとしている。それはちょうど、太平の長い眠りを破って外国の艦船がわが海辺をしきりにうかがい、いかなる事態が起ころうとするのか、予測もつかないさまに似て不気味である。国家の前途の多難が思われ、家のことなど顧みるいとまがない。このことは、前々から考えていたところで、いまさら何をあわてようか。自分がこういう時局に対してゆったりとした気持ちをもっていることなど誰も知るまいが、こうして馬を野中にとどめて、今を盛りの菜の花見物をする折もあるのである。