詩吟 京風流吟詠会

新潟市を拠点に活動する詩吟会派

新潟市万代市民会館芸能交歓会に参加

2023年01月26日 | 日記

 1月22日(日)に万代市民会館芸能交歓会が開催されました。昨年、一昨年と新型コロナの影響で開催されなかたが、今年は、十分に感染対策を行い開催されました。

 当京風流吟詠会は、歌謡吟詠3題を合吟等で吟じました。

「若獅子の舞」は、源実朝の和歌入り「大海の磯もとどろによする波 われて砕けて 裂けて散るかも」、「芭蕉旅立ちの詩」は、松尾芭蕉 奥の細道の序章「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり・・・」入り、「寿青海波」は、藤野君山作「宝船」入り。

楽しい一日でした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京風流吟詠会1月の吟 菅茶山作「冬夜書を読む」

2023年01月08日 | 日記

 

 京風流吟詠会 1月の吟は、菅茶山(かん ちゃざん)作「冬夜(とうや)書(しょ)を読(よ)む」です。

雪(ゆき)は山道(さんどう)を擁(よう)して樹影(じゅえい)深(ふか)し

檐鈴(えんれい)動(うご)かず夜(よる)沈々(しんしん)

閑(しずか)に乱帙(らんちつ)を收(おさ)めて疑義(ぎぎ)を思(おも)う

一穂(いっすい)の青燈(せいとう)万古(ばんこ)の心(こころ)

 

作者 菅 茶山 1748年~1827年 江戸時代後期の儒学者、漢学者。現 広島県福山市出身

通釈 雪は、この山中の家を降りこめてしまい、木々のたたずまいも深々としている。軒端の風鈴もひっそりと動かず、夜はしんしんと更けてゆく。心静かにとり散らした書物を整理しながら、読書中の疑問の意味を考え続けながら、青白くともる燈火を見つめていると、心は遠くはるかな聖賢の心に通うように思われてくるのである。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする