詩吟 京風流吟詠会

新潟市を拠点に活動する詩吟会派

11月の吟 坂井虎山作「泉岳寺」

2023年11月30日 | 日記

京風流吟詠会 11月の吟は、坂井虎山(さかいこざん)作「泉岳寺(せんがくじ)」です。

 山嶽(さんがく)崩(くず)すべし 海(うみ)飜(ひるが)えすべし

 消(しょう)せず 四十(しじゅう)七臣(しちしん)の魂(たましい)

 墳前(ふんぜん) 満地(まんち) 草苔(そうたい)湿(うるお)う

 尽(ことごと)く 是(こ)れ 行人(こうじん) 流涕(りゅうてい)の痕(あと)

 

作者 坂井虎山(1798~1850年)江戸時代末期の儒者。

【通釈】

 世には天変地異というものがあり、不動不変と思っている山さえ崩れることもあり得るし、

はてしなく広々とした海でもひっくりかえることもあり得る。

 だが、四十七士の魂は永久に消滅することがないのである。

 いま、この墓前にぬかずけば、地上一面に草や苔がしっとりとしめっている。

 これこそは墓参りの人びとが義士のために流した涙のあとなのである。

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新潟市芸能まつりに参加しました

2023年11月13日 | 日記

 令和5年11月12日(日)に新潟市芸能まつりの一環として「吟と剣詩舞の集い」(新潟市吟詠剣舞詩舞総連盟主催)が開催されました。

当京風流吟詠会は、下記の5題を吟じました。

歌謡吟詠「明日坂(宝船入り)」、万葉集歌(大友家持作)「新(あらた)しき年の初の初春の」、

歌謡吟詠「信長(信長公記)(今様より)」、歌謡吟詠「雷鳴(西南の役入り)」。

会長吟は「従軍行」でした。

終了後、新潟駅前の蕎麦屋で「打ち上げ」をしました。

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