fiore.t 旅のように

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ユヴェントス(デルピエロ)を応援しているシロウトサッカー感想。カルチョ&イタリア代表。

ネドヴェドがユーヴェと契約延長

2008-05-15 17:47:35 | Juventus(デルピエロ)
ネドヴェドがユヴェントスと一年間の契約を2009年6月まで延長したので
ネドヴェドの来シーズンの活躍が楽しみです
ネドヴェドも「選択のベースとなったのは、素晴らしい7年間を過ごしたという自覚があることと、深い絆を感じるチームと共に、ヨーロッパの舞台をもう一度経験したいという意欲だ」と喜びのコメントをしています。

ソース→★ネドヴェド契約延長

輝く夜明けに向かって(Catch a Fire)

2008-05-15 16:35:20 | 映画・ドラマ・ミュージカル 
「輝く夜明けに向かって」という映画は80年代南アフリカが自由と開放を勝ち取ったアバルトヘイト終結宣言の出された1991年までを一人のセヤング石油精製所で働くパトリックを通して描いた実話をもとに製作された映画なそうですがWOWOWで放送してました。
主人公のパトリックはプレシャス(妻)と二人の娘の優しい父親で平穏な暮らしを好み、近所の子供達のサッカーのコーチを楽しみとする政治に無関心の家庭的な人でした。
ある日家族と共に友人の結婚式にドライヴして出かけます。結婚式は明るくダンスと歌声に満ち溢れている幸せそうな光景が映し出され楽しそうな祝宴は夜更けまで続きます。一方何者かが線路の上に爆発物を仕掛けて去った後「ドーン」という爆発音が響き渡ります。列車爆破テロでした。翌日車で帰る帰途、通行止めの検問でパスポートをチェックされパトリックは詰問され緊迫した場面になりますが突然銃声がして犯人が捕まりパトリックは無事家に辿り着きます。
いつものようにパトリックは子供達のサッカーのコーチをしていて、その日ゴールを決めたシックスペンスという新しいメンバーがチームに入ります。
ある日パトリックのコーチするセクンダ・ライオンズが勝ち進み決勝戦に出ることになるのでプレシャスに電話で「工場には病欠だと連絡してくれ」と言い、決勝戦に出て優勝し、チームの子供達の喜ぶ笑顔が生き生きと画面いっぱい映し出されます
しかし、この後帰途につき車を運転していたパトリック達は「ドーン」という爆発音と凄まじい火炎がセクンダの方向から上るを目撃します。黒煙が立ち昇り戒厳下の石油精製所では一人づつ調べられます。パトリックは帰宅しますが突然対テロ対策捜査隊が来て逮捕されます。この時を境に幸せな家族は引き裂かれ「パトリック」「プレッシャス」と叫びますが幸せがこぼれ落ちます。
過酷な拷問を受けるパトリックをANCのメンバーだと決めて爆撃の日工場を休んだパトリックを犯人扱いします。信じてもらえないパトリックは日曜日にニック捜査官の自宅へ連れていかれニックの家族と食事をしますがそこでも「何処へ行ってた」と言われます。ニック捜査官はパトリックの自宅へ車で連れて行き家族の姿を見たパトリックは事実を涙ながらに告白しますが信じてもらえません。そしてプレッシャスが拘束され拷問されたのでパトリックは怒りに震え「ニック・フォス!」「あんたに話がある!」と「試合の後セクンダへ行きフェンスを破って入った」と嘘の自白をします「妻は釈放してくれ!」と訴えます。が、捜査官ニックはこのことでパトリックが真犯人で無いと見抜きます。なぜなら犯人は鍵を使っていたからでした。無実の罪は晴れますがこの事件を境に夫婦に亀裂が入ります。
パトリックは家族にも内緒でモザンビークのANC新兵養成所へ行き戦いを誓います。しかしここへもニックの率いるテロ対策隊は内部情報を手に入れ「書類の確認に来た」と嘘をいい奇襲攻撃をします。武装した兵にあっという間に本部は襲撃され銃声が響きパトリックの仲間は銃で撃たれました(パトリックは書類を持っていなかったので免れました)同士を失ったパトリックは絶望し仲間の葬儀をします。悲しみの葬儀が自由の兵士らの手により行われました。そして怒りと悲しみのパトリックは自ら石油工場爆破を提案します。(一方任務を遂行したニックが表彰されました。)
軍事訓練を受けパトリックは南アフリカへ入国しますが2週間の滞在を許可されたこの瞬間からパトリックとニックが率いるテロ対策隊の戦いが始まります。
しかもパトリックの車をニックはレーダーで追跡しますが、小さな難民キャンプ場でバンに乗り換えて逃げます。そしていよいよパトリックは使命を遂行する為重装備をして地下を通リベルトコンベアーで石油精製工場へ侵入します。
ニックはパトリックを探し追いますが「ドカーン」と爆発音が響き火炎をあげて工場は燃え労働者は避難をします。パトリックは第二の任務の為コア・リアクターに階段で登り爆発物をセットして逃げます。ニックもコア・リアクターへ行き爆発を発見し真管を外して爆破を未然に防ぎます。逃げるパトリックと追う捜査隊は検問でパトリックの車を見つけますが谷へ墜落したパトリックは銃で足を撃たれ昔の彼女の元へ逃げます。
しかし事情を知らないプレッシャスが捜査官のニックにパトリックの居場所を教えてしまいます。夜間に大編隊を組んでヘリと車で追撃する捜査隊がパトリックを追いつめます!パトリックは逃げ切れずに発見され丸腰にされて捕まります。
パトリックは24年の反逆罪でロッペン島へ送られ強制労働の日々が続きます。
プレッシャスは5年後再婚しました。
1991年12月南アフリカが平和を勝ち取りました。
パトリックら「反逆者」と呼ばれ流刑された人々が南アフリカへ帰る日が訪づれます。
パトリックを迎えて再会をするプレシャースは「ごめんなさい」と許しを願います。パトリックも「悪かった・・・」と謝りまり二人は許し合い長い歳月のわだかまりは消えました。
しかしパトリックはニックから受けた屈辱が蘇り復讐を考えますが
「殺人は無意味だ、復讐はよくない」「戦争を続けることになる」と悟ったパトリックは新しい妻と3人の子供達、そして親を亡くした子供達と一緒に暮らす日々で、やっとパトリックに平和な日々が訪づれます。
実在の人物のパトリック・チームソンが友人とサッカーを楽しんでいる姿が画面に映りますが、「自由の戦士」として南アフリカに平和が訪れるまでのパトリックの波乱と苦難の日々をデルク・ルークが好演しています。プレシャス役はボニー・ヘナ。
(ANCとは民族解放を訴えるアフリカ民族会議のことです。)
南アフリカで差別された民衆、自由の戦士が当時の政府にとってはテロリスト。

南アフリカで起こった現実をパトリックを通してリアルに再現した政治色の強い映画で政治の詳しいことは分かりませんが、最後に登場した実在の人物のパトリックの言葉が心に残りましたが深く考えさせられる映画でした。
「殺しは無意味だ、復讐は良くない、戦争を続けることになる」というパトリックの言葉を聞くだけでも見る価値があると思います。
やはりサッカーのワールドカップが開催されるので特集をしているのでしょうか。
☆特集*~アフリカの現在を見つめて~*
5月15日「ルワンダの涙」 6:50~
5月16日「ツォツィ」 02:30~