Tomorrow4話は田中愛子の母親を医療ミスで死なせた事実を知る森山医師。
朝、病室の回診に回っていて患者の河原さんに「大腿部骨折はリハビリが大事ですからね、
頑張って」と言いますが遠藤先生が長期入院者に退院を勧告したと言われます。
とうとう病院の赤字経営解消に社会的入院患者を退院させるという遠藤医師。
病院の方針に入院患者が反発しますが、聞き入れて貰えません。
子供もいない、ご主人さんを亡くして身寄りのない河原さんはを愛子は遠藤医師に
「生活の目どが立つまで退院を待つように」とお願いします。
森山医師も「河原さんが心臓が弱ってきてるのが心配だ・・・」と言いますが
「自分を死なせた患者の娘と同じ職場で働けるのか?」と逆に追い詰められます。
入院している妹に「森山先生がまともに顔を見てくれない」と言いますがからかわれます。
しかし病院では入院患者に退院勧告の波紋が広がります。
マコト君が階段から落ちて打撲してしまいますが「怪我をすればここに入れると思って」と言います。
マコト君も身寄りがないので退院すれば一人ぼっちになってしまいます。
そんなマコト君を思いやって河原さんは退院を決意します。
「週2回は必ずリハビリに来て下さいね」と花束
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で送り出す森山先生と愛子。
一方、セレブ病院を訪ねた遠藤医師に「これ以上延命してもお母さんが回復する見通しは無いと言われますが「奇跡が起こるかどうかは私が決めます」と言います。母親は生命維持装置につながれていたのでした。母の奇跡の回復を願う遠藤先生。
愛子は森山医師に「私の母親は大学病院に殺されたんです」と打ち明けます。
七海は「姉が訴えようとしたけど系列の病院へ就職が決まっていて諦めた。
いつか訴えたい。だから弁護士になりたい」と言います。
森山医師は気にかけていた河原さんをアパートへ連れてきて自分の話をします。
「僕、1年位オートバイであちこち放浪していた時があったんですよ。この街通リかかった時
バイクが壊れちゃって直すのに2週間かかるって言われて待ってたら7年も経ってました。
でもここへ来たのが間違いだったかも、僕はここにいちゃいけない人間なんですよ」
としんみり言う森山医師に
「何甘ったれた事言ってんだよ!人間はどこで生きるかではなくて、
どう生きるかそれが大事だろう!」
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って死んだ亭主が言ってたよ。と河原さんが慰めます。
「子供が出来なくて悔しいこといっぱいあって、どっかへ飛び出したかった。」
「そんな時は朝日を見ろ、
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朝日に負けないようにちゃんと生きろ!」っていつも亭主に言われてさ。
「一度はここで医者になってやり直そうと。めげずに踏ん張りなさいよ」と逆に河原さんに励まされます。
本当に相手の気持ちを思いやって言ってくれる河原さんの言葉で森山医師はやり直す決心をするのでした。
その後、河原さんが家賃を払えなくてアパートを追い出されたことを知った森山医師は
河原さんが灯台の写真を見ていたことを思い出して海岸へ探しに行きます。
雨が降りしきる中を必死に探す森山医師と仕事を終えて一緒に河原さんを探す愛子。
一旦アパートへ帰りますが、大助丸と書かれた船に花束が添えられてあるのを見つけ、海へ探しに行きます。
見つける二人に「河原さん、危ないですよ、もどりましょう」と声をかける森山医師に
「昔一度だけ主人の船で漁に連れて行ってもらって朝日がとても綺麗で元気をもらった気がした。昨年主人と一緒に死んでれば良かったのに」と言う河原さんに
「僕は河原さんに生きていてほしい。僕を励ましてくれた。何処で生きるかでなくて、
どう生きるかが大事だって。河原さん、生きましょう。寂しくなったら僕の所へ来て下さい。
僕もがんばるから、河原さんも一緒に頑張りましょう」と手を握って森山医師が
一緒に支えあって生きましょうと気持ちを伝え感動の場面でした。
前向きに生きる決心をした河原さんは病院の師長の協力もありアパートへ引越します。
部屋には「森山先生からの引越し祝い」と愛子がプレゼントを差し出します。
それは森山先生が撮った朝日と船の写真でした。幸せそうに写真を見つめる河原さん。
そして森山先生は愛子にある決心を勇気をもって伝えます。「8年前の事、二度と後悔したくないので君に話すことがある。俺のせいなんだ。君のお母さんを医療ミスで死なせたのは俺なんだ」と打ち明ける森山医師に愛子は動揺してうろたえますが森山先生の目を見て全てを悟る愛子はショックを受けます。
そこへ「森山先生!河原さんが倒れた」と知らせがきて緊急に応援に行きます。
既に遠藤先生が応急手当をしていましたが、心停止から30分経過してました。
「もう無理よ!止めなさい」と言う遠藤医師の言葉に耳もかさず必死に河原さんを
助ける森山医師。しかし必死の努力も死という運命には叶いませんでした。
息をひきとる河原さんに泣き崩れる森山医師にとって厳しい試練でした。
8年前に医療ミスで医師を辞めてから森山さんはずっと思い悩んで心を痛めて生きてきたんだと思いました。そしてまた辛い現実に突き当たった時、河原さんの
「人間はどこで生きるかではなくてどう生きるかそれが大事だろう」と言う言葉に
励まされ、二度と現実から逃げないで前向きに生きる決心をするのですが、
励ました河原さんが死を決心すると言う辛い話でした。森山先生は「人はみんなで支えあって一緒にいきましょう」と手を握って気持ちを伝えるシーンは感動しました。
人は誰も孤独だしともすれば間違いをして後悔するものです。どんな幸せそうに見える人でも、お金持ちでも人に言えない悩みを心に抱えて生きているのだと思います。
でも、そんな時支え合って一緒に生きていける存在の人がいるとどんなにか心強いことでしょう。
そんなさまざまな人生を思い描きながら観ました。