写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

実家で障子の張り替えにチャレンジ

2016年07月08日 19時31分22秒 | 日記

実家に戻って家の中の片付けがほぼ終わり、やっと自分達の生活の場であることが実感できるようになってきた。
収まるべきところに家具などを配置していくと次々と気になるところが見つかってくる。その一つは障子であった。昭和後期に建築した純和風の家なので障子はたくさんある。老夫婦が暮らしていたということもあって、障子は貼り直しなどはしておらず、自然に風化によって紙は黄ばんだり破れたりしていた。
部屋が生活の場となってくるとその障子がどうしても目に入ってくる。何とかしたい。張り替えたい。
時折入ってくるチラシに障子の張り替えや襖の張り替えがある。専門のサービスに頼めば完璧に仕上がってくるだろうが、コストがかかる。現在無職の身であるのでできる限り節約したい。障子1枚当たり大体1500円ぐらいからだ。
張り替えるべき障子の枚数を数えると30枚ほどある。 最優先でやらなければいけないのは6枚ほどあった。数枚であれば自分でやってみることにした。その出来具合で専門サービスに頼むかどうか判断することにした。

障子貼りは東京でも経験がある。その時は楽をしようとアイロンで接着する紙や両面テープで張り付ける紙を使った。そして、それらはことごとく失敗した。接着力の問題かすぐに剥がれてしまうのだ。
よって、今回は糊を使うことにした。今の障子紙を剥がすには水で十分濡らしてからゆっくりと剥がす。濡らす場所は庭だ。ホースで水をかけながら古い紙を剥がして行った。実家の庭は広いのでこうした水を使った作業は飛び散るしぶきなどを考慮する必要がない。
そして、庭でそのまま乾かして家の中に持ち込み新しい障子紙を貼り出した。障子の桟に100円ショップで購入した糊をなぞるように付けてから障子紙を張り付ける。障子紙は破けにくいやや厚めの紙を選んだ。幅が94cmなので張り付け自体は楽だ。糊を桟に着ける作業が若干コツがいる。なかなか均一に塗ることができない。糊が出すぎると糊の塊が出来てしまう。後で分かったが、100円ショップの糊ではなく、ちゃんとした糊を使うと糊の出方に雲泥の差があった。とてもスムースに糊付けができた。
障子紙を貼りつけた後は乾燥だ。一晩は寝かせた方が良い。そして、最後に余分な紙をカットする。この時に重要なのはカッターの切れ味だ。そして、定規。障子貼り専用の定規がある。これはどんなサイズでも対応できる定規を選んだ方が良い。障子によってカットする位置がバラバラなのだ。
カッターの切れ味は重要だ。本当は彫刻刀のような研ぐことのできる刃が望ましいが、一般的には刃先が丸くなったカッターナイフだろう。すぐに切れ味が悪くなる。替えの刃も一緒に用意しておいた方が良い。

6枚の障子を張り替えた。次第にコツを覚えてきたのか作業が早くなった気がする。
しかし、今までは障子の裏にとにかく紙を貼ればよかった。残った障子はふすまと障子が一体になったものだ。庭で水をかけながらの作業はできない。そして、貼り方が表も裏も見栄えが要求される。 近いうちに着手したい。


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