写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

自然の脅威は増すばかり

2015年09月12日 19時08分44秒 | 災害対策

線上降水帯と言う聞きなれない言葉が今週はニュースを駆け巡った。二つの台風に挟まれた気圧配置で南から湿った空気が押し寄せ、雨雲が南から北に駆け抜けるといった現象で、その通路となった場所はずっと雨が降り続くことになる。
また、やんでも北側に雨の領域が進むので川には水が流れ出るばかりとなる。
日本の太平洋側は北から南に川は流れる。よって、川の水位はとんでもなく上昇することになる。
今回の水害はこの線上降水帯の驚くべき脅威を見せつけられたものであった。
自分の感覚では日本での気象は西から東に移動していくというものであった。 ところが、最近スマートフォンなどで気象状況の雨雲の推移という画像を見ると、雨雲が南から北へ移動しているケースも良く見かける。雨雲は西からくるのではなく、南からやってくるようだ。

後で振り返ると水害が起きた場所の地形的脅威というものが分かるのだが、数十年も何事も起きないとその脅威は忘れ去られてしまう。今回の常総市の水害は気の毒であった。線上降水帯に沿って鬼怒川が流れ、堤防の工事もまだできていなかったという。広い平野で、普段の水量は少ない川だったのだろう。よもやこの堤防を水が超えるとはだれが想像しただろう。
平野部の少ない日本で。そこに住居が出来てしまう。どこで起こってもおかしくない災害なのかもしれない。 

木曜日の夜は自分が住んでいる葛飾区にも水害の警報が出されびっくりした。
日曜日のNHK特集で水害からの避難をテーマにした番組をやっていた。もちろん観た。荒川と江戸川に挟まれた足立区、葛飾区、江戸川区は全住民非難するしかないという。そのような番組を観た直後であったので、葛飾区の警報はびっくりした。
どこが決壊するのかネットで調べると綾瀬川とか中川の名前が出てきた。もっと詳しく調べると水位の警戒推移を徐々に超え始めており、最高ではレベル4まで行っていた。

自分の住いはマンションの2階で3mはぎりぎりあると思うので水は来ないだろうと思っていた。しかし、何が起こるかわからない。11時過ぎまでニュースに注意を払いながら寝た。

実家も日野川という一級河川のすぐそばにある。写真は日野川にかかる日野橋だ。この川が決壊すると全滅だ。
しかし、大きな堤防となっている。川の水位が写真の橋を超えると洪水となる。
そんなことが起きるのだろうかと思っている。しかし、それが起きるのが現在なのだ。自然は侮れない。 

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