むかしむかし、まだ田舎の野原で遊んでいたころの話。春になってレンゲが咲き、やがて野原がクローバーで覆われるころ、四つ葉のクローバーを見つけると幸せが訪れると言われていた。基本的にクローバーの葉は3つだ。沢山咲いていて、どこかに見つけられそうな気がするが、簡単には見つからない。
子供のころは願いをかなえるためならと、何時間も四つ葉を求めて草むらを探し回った記憶がある。願い事は大したことではなかったかもしれない。子供なので大人が考えたらたやすく願いがかなうような、物欲的な願いは多かったかもしれない。
大人の世界では四つ葉のクローバを見つけたくらいで、願いはそう簡単に叶うものではない。しかし、子供のころ無心に目を凝らして探した記憶はある。
この間訪れた舎人公園で偶然見つけたクローバーの草むらを見て、子供のころの記憶がよみがえった。
流れ星を見て願いをかける気持ちと近いのかもしれない。めったにないことだから、ひょっとしたら思っていることを神様が聞いてくれるかもしれない。めったにない奇跡的な出来事だから、実現したらとても喜ばしい夢のようなことが起きるのかもしれない。
このような純粋な気持ちが夢を抱かせたのだろう。
でも、うれしいと思うような強烈な夢があったのだ。このことを考えてみたと感じた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます