山陰で暮らすようになって、大山を書かないわけにはいかない。今年の4月に大山山麓地域が「地蔵信仰と大山牛馬市」をテーマとする物語で日本遺産に認定されたばかりであり、2018年の大山改ざん1300年を迎えるにあたって、これからいろいろな情報発信が期待される場所である。
大山寺には6月10日に訪れた。金曜日ということもあり訪れる人達は少なかった。大山寺の麓である博労座の駐車場に車を止めて石畳を歩いて大山寺を目指した。
牛の売り買いが盛んであったこの地に、牛の霊を祭る碑は必然であるが日本遺産の認定を受けて改めてこの場の貴重さを感じる。
石畳は途中から苔の着いた石段に変わる。上までの高さはあるが歩幅がちょうど良いせいか疲れは感じない。
大山寺に修行に来ている人たちが絶えず掃除をしていた。足元にはやさしく草が生えていた。
この石段を上ると大山寺だ。段数は少ないので足に無理が来ることはない。
ここ大山には自宅から20分で来ることができる。花回廊へも似たような時間であった。大山寺の海抜は750mほどであろうか。よって、地上よりは3度ていど気温が低い。森の中の静寂を味わいながらこの地方で暮らすことの意味を考えてみた。
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