写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

新しいビジネスのスタイル

2013年06月05日 17時49分07秒 | 思ったこと

最近、仕事の関係でIT系の会社を訪ねることが多い。その中で共通している環境がある。フリーデスク(あるいはアドレス)と最新のモバイル環境だ。出勤すると自分専用の机はない。どこに座っても良い。大概はプロジェクト単位で集まるようだ。営業系に多く採用されている。メリットは社員分の机や椅子を用意しなくて良いこと。70%くらいで良いようだ。また、ミーティングを持ちたい時など会議室などに行かなくても適当に空いている場所で出来る。よって、意思決定を早く行えるようだ。

モバイルは通常の電話やメール機能だけでなく、社員間のSNSを積極的に利用している。顧客情報や製品などの情報をタイムリーに得るにはSNSの力は大きいようだ。物事を解決するアイデアなどが早く集まるのでこれは確かに便利だと思う。

これらを実現するにはも携帯生の良いモバイルパソコン、又はタブレット。加えて自社かクラウドに置くサーバー、高速な通信の仕組み、そして一番大事なことはセキュリティの確保だ。ある会社の営業マンはウルトラブックを持って仕事をしているが、立ち上げて繋いで仕事をするまでに5つのパスワードを打ち込まないといけないと言っていた。すごいなと思った。パスワードは最低8文字以上の数字アルファベット記号の組み合わせでなくてはいけないようだ。さらに3カ月毎に変更しなくてはいけないらしい。自分なら絶対覚えられないだろう。

モバイル化の良いところは営業などでは移動時間を使ってレポートが作成できる。よっって、作業を行うためにわざわざ会社に戻って残業をすることがなくなる。その分、顧客サービスに専念できると言われている。
それでは顧客サービスとは何だろうか。顧客のところにずっと居ることがサービスではないだろう。頼まれたことやクレーム処理などを的確にスピーディに回答することは顧客サービスだろう。これらは顧客が望まないと発生しない事象である。もちろん、何度も通って様々な提案を繰り返し、仕事を作り出すと言う力技を持った人も居るだろう。
でもどうだろうか。実際は。のんびりとは思わない。自分のペースを乱されないくらいのスピードでじっくり考えながら、しかし、少し忙しいくらいの仕事をするのがベストではないだろうか。

話は最初に戻る。弊社でも冒頭で書いたようなオフィスを模索している。その方が最先端だと思われているからだ。しかし、自分は嫌である。世間の真似をするのではなく、顧客サービスにどう結びつくのかよく考えてから検討すべきだと思う。
古いスタイルのビジネスマンと言われるかもしれないが、腰を据える場所をなくした時、じっくりと考えをまとめたりできるだろうか。様々な会社に見学に行っているが、そのような雰囲気を持って仕事をしている顔を見たことがない。

昔のアメリカ映画に出てきた、自分の個室のようなスペースがある会社に憧れる。
坪単価の高い東京のオフィスでは難しいかもしれないが…。 

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