2015年が始まって

2015年が始まったばかりというのにフランスパリで痛ましいテロ事件が発生した。そもそもテロの起こる原因はどこにあるのだろうか。いろいろなニュースソースや学者が言うには根本は格差だという。

格差と貧富の差というのは違うようだ。貧富という言葉は昭和の時代よく聞かれた。戦後の国民は概して貧民であった。しかし、各自働き努力をして貧しさから脱却していった。努力をしたら富を得られた時代であったのだ。
格差社会はどうも違うようだ。富める人はさらに富み、そうでない人は仕組み的にいくら努力しても富の階級には入って行けない。
株などの投資で考えると良いのかもしれない。余分な資金がある人は投資をして失敗しても生活が揺らぐことはない。そうでない人が投資に失敗したとしたら下手すれば自己破産してしまう。

日本でも格差の広がりはあるかもしれない。正社員と非正社員の問題、アルバイトやフリーターから正社員になれない若者がいかに多くいることか。世の中の仕組み自体が効率を求めるのか、経営者はそのような雇用形態をむしろ喜んで使っている。人を育て、会社を育てるという発想であるべきなのだが赤字を出さないためなら致し方ないという経営者が多いようだ。
しかし、会社はなんのためにあるのか。社会にとって必要な存在であるべきだ。そのような会社の従業員は志を持った人たちの集まりであってほしい。そして全員が社員であってほしいものだ。