待ちわびていた桜の開花も 満開を過ぎ、散り敷いた花びらをそっと踏みしめて歩いています。
桜は楽しむ時間の短さ故に 沢山の思い出を残してくれる花です。
三年前、開花を待ちながら 咲き初めの数輪の桜を見上げていた妹が 満開の時を待つことなく亡くなりました。その年の満開の桜は 涙の中に色を失って見えました。
40年来の友人 九谷焼作家の長谷川紀代さん、体調を崩し施設に入られコロナ禍の事もあり連絡が直接取り難くなってしまい残念です。
桜が大好きな彼女の絵付きの食器類は 九谷焼の伝統に加え自由奔放で 桜の生命力が伝わってきます。
個展の度に、集めて我が家の食器棚で華やかに鎮座し大切に日頃の食器として使わせて貰っています。
過ぎ行く桜の春の今日、毛氈の上に並ぶ爛漫の桜絵の皿たちを眺め 再び紀代さんの笑顔に会える日を願っています。
花材 ・八重桜 ・アリアム
花器 ・津軽ビードロ花瓶
花材 ・八重桜 ・ナデシコ ・アリアム ・桔梗らん
花器 ・アンテイーク塗 盃洗