一月初め、神戸画壇の重鎮 石阪春生氏の 訃報が報じられました。昨年12月24日に 亡くなられていたそうです。
ポートピアホテルのギャラリーで度々個展をされ、私も同じギャラリーでの花展開催がご縁で先生には数度 ご高覧いただきました。
先生の描かれる女性像は、師である小磯良平氏とは 真反対の位置にあり 少し憂いを含む神秘的で洋風な美人画を描き続けられました。
最後にお目に掛ったのは 昨年秋のギャラリーで 年齢にしては(失礼) 高カロリー過ぎる 大きなチーズの塊を口にして 「体力維持のためのエネルギー源ですよ」と笑っていらっしゃったときだと思います。その秋に、新制作展の出展大作はとても力強く 先生の魅力が詰まった渾身の作品だと思いました。
ポートピアギャラリーで、良い姿勢の背中を見せてダンディーな先生のお姿が見ることが出来ないのは寂しいですね。
花材 ・バンダ ・ユーカリ ・ストック
花器 ・スェーデン製 スモーキー・クリスタル・ガラス器