MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

激しい赤風に勝利

2006-11-12 22:53:08 | ラグビー
昨日は早稲田VS帝京を見に秩父宮へ。

結果は57-19で早稲田が勝利!!

内容はというと・・・、波のある試合でしたね。前半は、まずは早稲田がスィフト全開で開始1分でルーキー早田がトライ!その後、10分で17-0と点差を広げ、このままのペースでは100点ゲームか?!と思わせるほどに帝京を圧倒。

とにかく速い、うまい!スィフトラグビーの浸透を感じさせる、パスの速さ・的確さ、そして、確実なフォロー。理想的なラグビーをこの時点では展開してました。

しかし、ここからが帝京の本領発揮。帝京は早稲田を上回る重さのFWの強さを軸に、早稲田陣内にたびたび攻め入りました。とにかく個の強さがハンパないって感じでした。また、接点での激しさが想像以上。遠慮なく、ラックやモールで押しまくり、対する早稲田も必死でした。この強さに圧倒されたのか、帝京の堀江に連続トライを喫します。堀江はすごいですねぇ・・・、このトライはどちらかというと堀江の強さにやられた感じでした。1本目は畠山をふっ飛ばしてますから・・・。そして、そのままゴール下へ・・・。

また、この際に、早稲田は主将・東条が脳震盪に・・・。立ち上がり、プレーには復帰しましたが、東条は精彩を欠きました。ラインアウトには参加しないし、ラインの上の意味のないポイントにたってBKの攻撃に参加したりと・・・、めちゃくちゃでした。なぜ交代しないのか、采配には少し疑問が残りました。確かに、主将の存在は重要ですが、帝京戦はラストゲームではないし、大事を取って替えるべきではないかと感じました。

その後、早稲田・帝京双方がトライを決め、22-19で前半を折り返し。

後半は、早稲田は風上になり、一気に有利に。木枯らし1号に乗せてキックがよく飛びました。後半は帝京の選手に疲れが見え始め、早稲田のBKが火を吹きました。

特に今村は圧巻。強い、強すぎる・・・。前が開けていれば、突進!そのままインゴールへトライ!誰も止められない勢いでした。そんなトライを二つも決めてくれました。お約束の菅野のトライもあったし、WTB矢富のトライもありと、BKの能力の高さを見せ付けてくれました。

後半はDFも完封に押さえ、安定した試合運びだったと思います。特に、種本のタックルが今日のナンバー1プレイだったと思います。あと、伊勢のタックルにも感動。あんなに小さい伊勢が、大きな相手にタックルして倒すのを見ると感動を覚えます。

そして、終わってみれば結果は57-19。

スコア的には完勝。前半にトライをとられたのが痛かったですが、後半きっちりと修正できているので問題ないはず。去年に比べ、ディフェンス力で難があるものの、アタック力では去年を上回るスコアを出しているので、まずは順調でしょう。

この強さであれば、大学選手権三連覇は固いはず。

その前の慶應・明治にどれくらいの差をつけて勝てるか、楽しみにしたいと思います。



終始、激しさの継続したブレイクダウンの攻防


前半1分早田のトライ。中央の振り返っている選手が早田で、そのまま、前のスペースへ走りこんで、トライというカタチ。