MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

平沼赳夫 講演会

2005-12-15 23:49:47 | 政治・経済
今日は衆議院議員平沼赳夫氏の講演会に行ってきました。

平沼さんと言えば先日の総選挙で郵政民営化法案に反対票を投じ、自民党を離党になった方です。ちなみに総選挙後の再投票でも反対票を投じたのは平沼さんのみでした。信念を貫く政治家というイメージが強く、また拉致議連の会長でもあり、自民党を去った今もその存在感は健在です。(一方、亀井さんはどこへ行ったのやら。)

今日の講演会のテーマは「経済」でした。ということで日本の経済について過去と今の両面から分かりやすく講演してくださいました。実は、意外にチャーミーな方であることが分かりびっくりしました。話にはどこか余裕があり、今は悠々自適な政治活動を行なっているようです。また、もちろん過去への未練話もたくさん。特に大臣時代の話が多かったです。

では一つだけお話の中から紹介しましょう。
古臭いイメージのある平沼さんが今、日本の経済に提唱するのは4つの柱だそうです。

○IT・情報通信
○ナノテクノロジー
○バイオテクノロジー
○環境とエネルギー

日本はこれらの分野を重点的に伸ばしていくべきであると、平沼さんは大臣の頃、会議で伊藤忠の丹羽さんやCANONの御手洗さんを招いて決定したそうです。(最近、丹羽さんの名前を聞きまくるのですが、やっぱり日本のナンバー1経営者なんだなぁ、としみじみ。俺はめっちゃ尊敬してます。)

で、この動きに応えてくれたのがCANON。御手洗さんの経営手腕が光るわけです。(この人もすごいですよ。)中国にあった工場を引き上げて、国内の大分に工場を作ったわけです。日本にしかないメリットを生かそう、という風に多くの企業が傾いたのはCANONの動きがきっかけだったようです。

そんなわけで、平沼さんは日本もまだまだ捨てたもんじゃないという意見を展開。問題はやり方。どこまで政府が規制緩和ができるかという問題になるそうです。

規制緩和の例としては1円で会社が作れる制度などがあるそうです。

また、日本はお金を持っています。アメリカの国債の最高保有国は日本なんだそうです。だから日本人はもっと自信を持ったほうがいいというようなこともおっしゃっていました。

とまぁ、そんなわけでなかなか有用な講演会でした。しばらくは政治の表舞台に平沼さんが出ることは珍しいかもしれませんが、要チェック人物の一人だな、と思います。これからも機会があったらぜひお話を聞いてみたいものです。