4月21日、姶良市立中央図書館から借りてきた【若者がうらやましがる 老人になってやろう(医学博士 帯津良一著)】を読み終りましたが、この本を読もうと思ったのは、表紙の題名に興味をもったからでした。
著者の人生はまさに題名の通りと感じましたが、我々にできることは何かを考えながら読んでみましたので、その一部を紹介します。
〇人生は後半の後半こそ醍醐味がある・・貝原益軒の濃密後半生を目指そう・・人生を見つめ直してみたいと思ったときは、貝原益軒の「養生訓」を読むことをおすすめします。・・益軒は「養生訓」を通して、人の生き方、死に方を説いていたのです。・・益軒は、いろいろな言葉を変えながら、人生は後半こそ幸せであると言っています。・・
〇元気なシニアが元気な日本をつくる!・・これから日本は超高齢化社会に向かいます。・・高齢者が元気でないといけません。60歳以上の人に、日本の未来はかかっているのです。そんな自覚をもって、充実の人生を送ろうじゃないですか。・・
〇若者がうらやましく思うような老人になってやろうじゃないですか・・江戸時代の後半、佐藤一斎という偉大な儒学者がいました。幕府の儒官を務め、数千人に及ぶ人たちを教えました。・・「言志四録」は幕末の武士たちに、志をもつことの大切さ、武士のあり方、死生観などを説きました。・・
これから嫌でも超高齢化社会になります。世の中が変わります。それに合わせて人も変わらざるを得ません。・・若い人たちに「年を取るのはすてきだな」「こんな死に方、最高だよ」「やっぱり死後の世界はあるよ」と思わせるような生き方、死に方を見せるのが最後の仕事です。若者がうらやましく思うような老人になってやろうじゃないですか。・・
以上、本の一部を紹介しましたが、本の表紙及び目次をスキャンして添付します。