10月25日~12月10日 姶良市加治木郷土館において、加治木郷土館80周年記念企画展「古きよき 昭和の暮らし」が開催されていますが、私は11月1日に見てきました。
企画展の展示内容は ①設立当時の加治木郷土館・・パネル写真、新聞の記事から ②設立に尽力された野田昇平氏・・野田昇平氏についての紹介・・野田昇平氏の研究実績など ③雑誌『柁城』(明治40年創刊)・・口絵写真からみた加治木 ④明治・大正・昭和初期の教育・・加治木の小学校の変遷・・明治・大正・昭和の教科書 ⑤昭和初期のくらしの様子・・写真アルバムからみた加治木・・裁縫に使われた道具や材料・・当時の民具・農具の紹介
〇加治木郷土館について・・加治木郷土館は昭和12年(1937)10月1日、銀行家・原田耕夫氏の寄付により、柁城小学校の西側に誕生(現在の加治木図書館)したもので、郷土史研究家の野田昇平氏をはじめとした史談会の方々の努力により、展示資料が集められ、「内容・外観の整備において、日本一の郷土館」として賞賛されたようです。
〇野田昇平氏について・・野田昇平氏は明治10年(1877)に加治木町柳田に誕生、東京美術学校卒業後は北京大学に勤務、その後東京実践女学校勤務、昭和7年頃から郷土史研究に没頭し、多くの著書を残し、戦前の郷土史研究に多大な実績を残しました。この頃、約10年間をかけて美術の専門性を発揮した『島津義弘一代記』を制作されたものが今回展示されています。
今回の企画展を見て、加治木郷土館が多くの人達の熱意で資料が収集され、現在まで受け継がれてきたことが理解できましたので、多くの人に見てもらいたいと思っています。
館内は撮影禁止のため、展示品は紹介できませんが、外観と資料をスキャンしたものを添付します。
加治木郷土館の門
加治木郷土館の門の横の看板
入り口
ポスター
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