平成24年度「加治木ゆずり葉学級」の開講式及び講話が5月24日、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の5箇所で開設されました。
開講式では社会教育課長あいさつの後に、高齢者学級について今年度計画の概要や、ゆずり葉学級の進め方などの説明がありました。
講話は「幸せをみんなに」の表題で、講師の鮫島康雄先生から約1時間20分間にわたり、楽しいく役に立つ話がありましたので、その概要を紹介します。
講師の鮫島先生は社会教育関係の仕事を長く経験され、講師としての経験も豊富で、笑いを誘いながらの講話は受講者を楽しい気持ちにさせてくれましたが、講話の内容も高齢者が理解できるような内容でした。
まず、元気な高齢者に共通していることは、○でしゃばりである(色々な行事などに進んで参加する) ○ふとめである(何でもよく食べるので体力がある) ○好きなことを見つけている(手は脳に、足は心臓に関係があるので、手足を動かして趣味などに取り組み、人と交流する)ので、まねして元気な高齢者になってもらいたいとの話でした。
次に、いい高齢者になり、人のために尽くすには5つの芸事が大事であるとの話でしたが、5つの芸事とは、
○教育者(地域社会の先生となり、悪いことをしたら叱るなどの勇気をもつ)
○学者(特技を地域社会に役立てる)
○医者(顔色などを見て注意してあげるなど周囲の人の健康にも気をくばる)
○易者(人はほめられると、嬉しいので手相を見てほめてあげるなど)
○芸者(人を楽しませる芸を持つ・・鮫島先生はバナナの叩き売りの芸を披露して笑わせてくれました)
幸せとは手を合わせて祈ることにつながり、不幸せとは節あわせ(拳骨あわせ)のように調和しない合せ方なので、幸せの為には左手(神の手)を右手(自分の手)より上に出して祈ることで、調和のとれた生活に心がけると共に、仏像の耳を例にして高齢になったら人の話をよく聞くようにとの話がありました。
最後の20分間は講師がマンドリンを弾いて歌詞を書いた8曲を全員で歌いましたが、久さしぶりに歌う懐かしい曲もあり感動しました。
おしまいに、昭和天皇のお言葉を引用して「ありがとう」「うれしい」「希望します」の言葉を使って明るく楽しく健やかに生きることを目指してほしいとの話でした。
講演会が終わってから班単位に集まって班長を決め、班長が集まって学級長、副学級長、書記、会計を互選しましたが、私が学級長を引受けることになり、今回の開講式の行事が終わりました。
来年2月14日までの間に8回の講座が計画されているので、できるだけ全ての講座に参加できるように努力したいと思っています。
講師の鮫島先生の自己紹介
講師の鮫島先生のマンドリンの伴奏で8曲歌いました
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