おじゃったもんせ

コーヒーなど召し上がりながらごゆっくりどうぞ

第11回 県民公開講座~糖尿病予防と食生活~(2017)・・・姶良市姶良公民館

2017-12-11 07:05:20 | 福祉・医療

12月10日(日)13時30分~姶良市姶良公民館において、鹿児島県栄養士会主催による第11回 県民公開講座~糖尿病予防と食生活~が開催され、県内各地から事前に申込した人などが参加し、受付で講演資料、食生活に関する資料等をもらい着席して間もなく開会しました。

鹿児島県栄養士会会長の開会挨拶、姶良市長の来賓挨拶が終わって第一部、講演Ⅰ:「大きく進歩した糖尿病治療」・・講師:鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 糖尿病・内分泌内科学 教授 西尾 善彦 先生により、パワーポイントを使って説明がありました。

【講演の概要】・・●日本人は世界一長寿⇒84歳(女性87歳 1位 男性80歳 5位) ●日本人糖尿病の平均死亡時年令⇒糖尿病は平均寿命を10年以上縮める ●糖尿病は血管合併症が高頻度に起る⇒網膜症、歯周病など ●血糖値を維持する仕組み⇒運動、食事、インスリン分泌、遺伝体質、肥満度等のバランス ●糖尿病の原因⇒生活習慣、遺伝、外部要因 ●肥満のタイプ⇒①内臓脂肪型肥満 ②皮下脂肪型肥満 ●新しい糖尿病治療⇒インクレチン効果・・グルコース注射ほか ●まとめ⇒①自分のことをよく知り②対策を練って③諦めずに④自分で対策を実行する必要がある。

講演Ⅱ:「糖尿病を予防するための食生活」・・講師:鹿児島県栄養士会 中尾 矢央子 理事によりパワーポイントを使って説明がありました。

講演の概要・・●あなたの食習慣をチエック⇒食後高血糖値を招きやすい食習慣 ●夕食開始時間別朝食頻度⇒夕食開始時間が遅くなると朝食を食べない頻度が増える ●1日3食規則正しく食べる⇒夕食時の血糖値が抑えられる ●食べる順番による食後血糖値上昇の抑制(仮説)⇒野菜が食物の吸収を抑制 ●ゆっくりとく噛んで食べる⇒摂食抑制(満腹中枢) ●噛む回数を増やすには⇒①食材を大きく切る②硬い食材を利用する③食物繊維を増やす ●食物繊維を多く含む食品をとる⇒豆類、玄米、麦ご飯、芋類、ライ麦パンなど 

●外食・中食の問題点⇒①量や材料の把握ができない ②主食の量が多い ③油の量が多い ④野菜が少ない ⑤メニューによりタンパク質量が多いものと少ないものがある ⑥味付けが濃い ⑦量が多くて残せない ●減塩の工夫⇒①香辛料・香り・酸味を使う ②味付けを集中させる ③味付けを片面のみにする ●食塩を減らす7つのポイント⇒①味噌汁は1日1回 ②漬物は即席漬けで酢を使う ③煮物より炒め物で食塩を減らす ④醤油はつける習慣を ⑤調味料は醤油,ソースよりトマトケチャップ、マヨネーズで減塩 ⑥麺類のスープは飲まない習慣を ⑦醤油は低ナトリュウムしょうゆを利用 

●まとめ⇒①食物繊維を多く含む食品をよく噛んで食べる ②野菜の摂取量を増やし食べる順番を工夫する ③栄養のバランスに注意 ④地産地消の食材、旬の食材を使い、だしをきかせて減塩に心がける ⑤食品表示に惑わされない正しい知識をもつ⇒医療スタッフの活用

【第二部】・・フリートーク「糖尿病予防と食生活」・・講師2名と進行役2名が壇上にあがり、あらかじめ休憩時間に記入され回収された質問内容を整理して、講師がそれぞれ回答されましたが、内容は省略します。

今回の講演を聴いて糖尿病治療と予防するための食生活について理解を深めることができましたが、この内容は高血圧などの生活習慣病対策にも応用できるので、今後活用していきたいと思っています。

会場の様子を写真で紹介し、資料の一部をスキャンして添付します。

会場受付

会場全景

来賓挨拶・・姶良市長

講演Ⅰ:「大きく進歩した糖尿病治療」

講師:鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 糖尿病・内分泌内科学 教授 西尾 善彦 先生

講演Ⅰの一部

講演Ⅱ:「糖尿病を予防するための食生活」・・講師:鹿児島県栄養士会 中尾 矢央子 理事

講演Ⅱの一部

※写真をクリックすると拡大し左上の←をクリックすると戻ります

        

        

        

    

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第36回師走市「ハーモニカ演... | トップ | 「新生町サロン・ひまわり」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

福祉・医療」カテゴリの最新記事