姶良市立中央図書館から借りていた、「同志少女よ敵を撃て」(逢坂冬馬 著)を5月27日に読み終わったので、その一部を紹介します。
この本を読もうと思ったのは「本屋大賞」を受賞したことを知り、内容に興味を持ったので、図書館に予約して借りたものです。
第二次世界大戦でナチスドイツとソ連が戦った戦争が激化するなか、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマは、急襲してきたドイツ軍によって、母親や村人たちが惨殺され、少女セラフィマも射殺される寸前に、ソ連軍の女性兵士イリーナに救われる。・・・
女性兵士イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になり母を撃ったドイツ人への復讐などを決意し同じ境遇の女性狙撃兵たちと訓練を重ねる・・・
やがてセラフィマたちは、独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。・・・
戦争の悲惨な戦いの中で狙撃兵としての務めを果たす中での葛藤、憎悪、友情などが重層的に描かれており感銘を受けました。
また、現在ウクライナにロシアが侵攻して戦争になっていますが、戦争になると女性や子供などが特に大きな犠牲になることは昔も今も同じであり、平和を維持するためには何が必要なのか改めて考える機会になりました。
本の表紙、目次などをスキャンして添付します。
表紙
目次
地図と登場人物
図書館の利用券