1月18日、11時から姶良市文化会館(加音ホール)において、メディアポリス医学研究財団主催の「陽子線治療 市民公開講座」が開催されました。
講演Ⅰ・・「陽子線治療 :指宿でのチャレンジ」 講師:メディアポリスがん粒子線治療研究センター センター長 菱川良夫 氏(略歴は資料参照)
講演Ⅱ・・「ブータン王国に学ぶこころの癒し方」 講師:一般財団法人メディアポリス医学研究財団 理事長 永田良一 氏(略歴は資料参照)
講演Ⅰはパワーポイントを使用して約1時間、講演Ⅱは資料が事前に配られ約30分の講演でしたので、その概要を紹介します。
講演Ⅰ・・・「陽子線治療 :指宿でのチャレンジ」の概要・・・がん治療の流れ(みつける(検診・診察)→なおす(手術・放射線治療・陽子線治療・重粒子線治療・化学療法)→様子を見る(診察)・・・指宿の陽子線治療 ①弱者のがん治療が容易 ②スケジュール通りの治療 ③日常生活での治療 ④適応外 薄い臓器(胃、小腸、大腸など)⑤良い装置・・・治療開始までの流れ セカンドオピニオン→初診・再診→詳しい説明 IC・IA・・・指宿でのイノベーション 難治がん治療 乳がん治療 リゾート滞在型医療 国際交流・・・最後に ①治る気 ②良い装置 ③良いチーム ④生活習慣の改善 ・・・講演が終わってから事前に受け付けた講師への質問についての回答も紹介され、先進医療の素晴らしい内容を理解することができました。
講演Ⅱ・・「ブータン王国に学ぶこころの癒し方」 ・・・講師はブータン王国『名誉領事』も引き受けている・・・ブータン王国の実態と幸福の定義・・ブータン王国が世界一幸せな国と云われているのはなぜか・・実態は非常に貧しい国で、通学困難な地域では学校に行かせられないが、ブータン国民は自分たちを不幸だと考えていなくて、97%もの国民は、自分たちは幸せと考えている→理由は、幸せの定義が違うから。
「日本人は快楽と幸福を混同している。快楽と幸福は違う。」(ブータン王国テインレー首相の言葉)・・・幸せは、自分の内側にあって、静かな湖面のように永続性のあるものとブータンでは定義され、足るを知る『知足』という生き方・・・日本人は長らく経済発展や快楽の中に幸福を見出すような生活をしてきたが、生活環境がコントロールされているか、生活不安に対する備えができているか、文化の継承がなされているか、などの複数の視点から幸福を考える必要がある。
身・口・意(しん・く・い)・・・世間では、癒しや優しさが求められているが、しかし、癒しを求めるだけでなく、力強く、たくましく、しなやかさを伴った心を持つことも大切である。・・・次の三つが心の鍛錬に有効・・身:行動→正しく行動できる自分 口:言葉→適切な言葉を話せる自分 意:心→相手の視点、周囲の視点で考えられる自分
まとめ・・・「夢を持ち、それを具現化するための目標を定め、そして、自分の欲を否定せずに、慈悲の心に満ちた社会の視点から感情をコントロールして、社会に貢献するために努力する、ときには休息をとり楽しむ」
講演の一部を紹介しましたが、心の持ち方で人生は変わってくるので、今後の生き方の参考にしたいと思っています。
講演会で配布された資料及び写真を添付しますので参考にしてください。
講演Ⅰ・・「陽子線治療 :指宿でのチャレンジ」 の開始
講演Ⅰ・・「陽子線治療 :指宿でのチャレンジ」 の終わり
講演Ⅱ・・「ブータン王国に学ぶこころの癒し方」
閉会のあいさつ
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