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フェンスの風景77点 石川真生さん、17日まで写真展

2009年05月16日 | Weblog
米軍基地のフェンスの風景について、観客に説明する石川真生さん(手前左)=12日、那覇市のパレットくもじ6階那覇市民ギャラリー


 県内米軍基地のフェンスにまつわるさまざまな風景を映し出した「石川真生写真展フェンスOKINAWA」が12日、那覇市のパレットくもじ6階の那覇市民ギャラリーで始まった。

 写真家の石川真生さんが2007年秋から約1年半かけて撮影した77点を展示。初日から大勢の観客が写真展を訪れ、沖縄の日常にある基地のフェンスを、あらためて見直し、感じ入った様子だった。
 
 展示された写真には普天間飛行場など米軍施設のフェンスと隣り合わせで暮らしている人々の表情や山林、畑の風景、牛などを写すことで、県民の日常生活がフェンスと重なっている状況を浮き彫りにしている。
 
 石川さんは「米軍関係の事件や事故、抗議集会などではなく、見落とされている、日常にあるフェンスを撮りたかった。実際、足でフェンス沿いを歩くと、どれだけ多くの基地があり、面積も広いか実感できた」と語った。
 
 写真展は午前10時―午後7時、17日(日曜日)まで(17日のみ午後6時まで)、開催している。