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手記を読もう!!!!! 飲酒運転の・・・

2009年05月13日 | Weblog
県警が飲酒運転手記発行

沖縄県警察本部は後を絶たない飲酒運転に警鐘を鳴らそうと、飲酒運転で事故を起こした運転手の後悔や苦悩などを綴った手記集を発行しました。

沖縄県は交通事故に占める飲酒のからむ死亡事故の割合が去年までの14年間全国で最悪で、飲酒運転で検挙される人の人口あたりの割合も全国平均の4.4倍ときわめて高くなっています。

このため、沖縄県警察本部は、後を絶たない飲酒運転に警鐘を鳴らそうと、飲酒運転にかかわった人たちの手記集を発行しました。

「一杯の代償:悲しみと後悔のメッセージ」と題されたこの手記集は酒を飲んで車を運転し、事故を起こした当事者の後悔やそうした事故で家族を失った遺族の悲しみなどあわせて21人の手記が綴られています。

このうち、酒を飲んで車を運転し歩行者をはねて死亡させ刑務所に服役している20代の男性は「現実を受け止めることが怖くて何度も自殺を考えた。生きていることがこんなにも辛いと感じたのは初めてだ」と胸のうちを綴っています。

編集にあたった沖縄県警察本部交通企画課の大城辰男調査官は(おおしろ・たつお)「多くの人に読んでもらい飲酒運転の悲惨さについて知ってもらいたい」と話していました。

この手記集は2000部が発行され行政機関や民間の会社などに警察から配布されたほか、各地の警察署で読むことができます。