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麻生首相、3月7日初来県 「普天間」、シュワブ視察

2009年02月24日 | Weblog
麻生太郎首相が3月7日、就任後初来県し、米軍普天間飛行場や同飛行場移設先の米軍キャンプ・シュワブなどを視察する予定であることが分かった。日帰りで帰任する。糸満市小波蔵の不発弾爆発事故現場の視察も検討しており、沖縄側が求めている民間工事の探査事業の全額国庫負担などへの対応が注目される。
 仲井真弘多知事とも面談するとみられ、知事と名護市長が移設案の沖合修正を求めている米軍普天間飛行場移設問題や、地元から反発が強い在沖米海兵隊グアム移転に係る協定についても焦点となりそうだ。
 麻生首相は衆院選をにらみ地方遊説を精力的に展開しており、今回の来県は支持率浮揚の狙いもある。
 7日午前に来県し、糸満市の平和の礎(いしじ)を訪れ、普天間飛行場やキャンプ・シュワブを視察。午後は那覇市内のホテルで開かれる自民党県連女性局の大会にも出席する。その後に自民党の県選出・出身国会議員と会合する予定。
 糸満市不発弾爆発事故を受け、仲井真知事は16日に首相官邸で麻生首相に対し、政府の不発弾対策案に示されなかった民間工事の不発弾探査への補助や被害救済の保証制度確立をあらためて求めた。これに対し麻生首相は「研究したい」と述べるにとどめたという。
 普天間飛行場移設で麻生首相は1月、知事らの政府移設案の沖合修正要求への対応について「今の段階では言えない」と述べた。米軍再編の目的については19日の衆院予算委員会で、従来より踏み込んで「抑止力強化」と明確にしていた。
 首相来県では従来、課題の解決策や新たな施策を打ち出す例が多く、不発弾探査・処理問題や普天間飛行場移設の米軍基地問題などで発言が注目される。