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クリントン「在沖米海兵隊のグアム移転協定」に署名

2009年02月17日 | Weblog
ヒラリー・クリントン米国務長官は16日午後、羽田空港に特別機で到着した。17日に中曽根弘文外相と会談し、「在沖米海兵隊のグアム移転協定」に署名する。協定は、財政負担の確認と拠出金の目的外使用を禁じるとともに、普天間飛行場移設や嘉手納より南の基地返還を「パッケージ」(一括実施)とする在日米軍再編行程表(ロードマップ)の順守も盛り込む。一方で、普天間飛行場の県内移設を固定化する同協定の署名に、県内の研究者らや県議会野党、平和団体などから県内移設中止の立場で反対の声が相次いでいる。
 グアム移転協定は、日本政府の意思として、普天間代替施設の名護市辺野古沿岸部建設を明記したロードマップを推進することを表明する。17日午前に閣議決定する。外相会談を経た昼食会後に署名する。その後の共同記者会見では、グアム移転や普天間飛行場移設に言及するとみられる。
 協定では、(1)米軍再編パッケージの推進(2)日本側、28億ドルを上限に資金拠出(3)米国側、日本側資金の目的外使用の禁止―を柱に盛り込む。
 クリントン氏は午後に浜田靖一防衛相や麻生太郎首相と相次いで会談する。4月2日の第2回金融サミット前の3月中に日米首脳会談を行う方針で基本合意する見通し。日米同盟の強化を再確認した上で、対北朝鮮外交やアフガニスタン問題なども協議する。