80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

風来居士は悪党面?・・・腹立ち紛れに

2018年10月28日 15時26分59秒 | 考える
先日の事、初めて降りた駅、駅前の交番で、知り合いに教わった道を尋ねる。

所番地を告げたが、調べたあげく、そのような番地は存在しないと言う。
知り合いから渡された書類には、はっきりそう書かれていたはずだが、まあ、
これは何かの手違いなのだろう。

せっかくやってきた場所なので、その辺りを歩いてみようと、礼を言って、出
掛けようとすると、「ちょっと待って下さい。」と止められた。

「失礼ですが、ちょっとカバンの中身を見せていただけますか?」
ほら来た。
この展開は、考えていなかったものの、たまに (私にはよく) あることなので、
「いいですよ。」と応じる。

中に入れておいた小さなカバンを見て、「これは?」と問う。
「通帳類です。」
「ちょっと開けて、中を見せてくれる?」
まるで私の話を信用していない。

少々腹が立ってきた。
こそこそと交番前を行きすぎる人間であればともかくも、こちらは、ただ道を
聞きに入っただけの「善良な(?)市民」なのに、そこまで信用しないのか?

「いや、最近は危険なものを持ち歩く人が多いもので・・・。」

言葉だけは丁寧だが、言い換えれば、「あなたは危険人物だ」と我々は思います
という事なんだろう。
結局、私は信頼されていないという事だ。

もしも、ひょっとして、私が爆弾魔か何かだったとしたら、それを未然に防いだ
警察官として表彰、ひょっとしたら昇進もある。
だが、そんな事を言ったら、道行く人総てを調べなければならなくなるはずだ。

大体、道を尋ねて、その所番地が実在しないからといって、初めて来た私に判る
はずがないじゃないか!!
だったら、はなから交番なんかに立ち寄るものか・・・!!
 

結局、着ていたジャンパー、背広の中身まで調べられて、やっと解放された。

しかしまぁ、よくよく疑われるものだ。
私は、それほど悪党面をしているのだろうか?

結果、その後、歩き回ってみたものの、求める地番は見つからなかった。

最後に、警察の信用のため、一言付け加えるならば、帰りがけに立ち寄った警察署
(本局)では、持ち物検査を強制される事なく、こちらの問いに答えてくれた (答え
は同じ、問いかけた所番地は存在せず) ので、まぁ、少しはすっきり(?)した。



それにしても、この所、やることなすこと、思い通りになっていかない。
何だか、守護神に見放されたような気持ちだ。