仙南地域では、2月から3月にかけて様々な地域でひな祭りが開催されています。
今回は、2月2日(金曜日)から開催している蔵の郷土館「齋理屋敷」の「齋理の雛まつり」に行ってきましたので、その様子の一部をご紹介します!
齋理屋敷は、江戸時代から戦前にかけて7代にわたり現在の丸森町で栄えた豪商のお屋敷であり、修繕・改築等を施し、昭和63年から蔵の郷土館「齋理屋敷」として一般客に開放されています。
こちらのお屋敷のうち12か所の建物が国登録有形文化財に認定されており、江戸から明治以降にかけての豪商のくらしぶりを伝える貴重な施設となっています。
こちらが外観。立派なのれんが飾ってあるので一目で分かります。
館内は約6000平方メートルの敷地に幾つもの蔵や屋敷があり、それぞれ入って見学することができます(入館料が必要です)。
それでは雛まつりをご紹介していきましょう。
【齋理の雛まつりの魅力その1 豪華絢爛な雛壇】
まず館内入り口すぐ、本屋敷の「居宅」に入ると、豪華絢爛な雛壇を見ることができます。
雛壇には、最上段に鎮座する江戸時代の享保雛を中心に、伝統的な雛人形が飾られています。
写真では見えませんが雛壇の手前には火鉢があるので、暖まりながらじっくり鑑賞することも可能です。
雛壇では伝統の雛人形を飾っています。
また、こちらのお座敷には雛壇以外にも周りに可愛らしい飾りが展示されています。
つるし雛やうさぎのお雛様など可愛らしいお雛様がお出迎え。
お話を伺った館長によると、齋理屋敷ではこのようなつるし雛や動物を模した雛人形などを飾る習慣は無かったそうですが、雛まつりの展示としてお客様によろこんでいただけるものを飾りたいという思いのもと、展示するようになったそうです。
齋理屋敷の家主は呉服商、養蚕、味噌醤油の販売など時代に合わせて新しい商売を始めて成功を収めた一族。こうした新しいものを取り入れる姿勢は、形を変え雛まつりの展示にも受け継がれているようですね。
【齋理の雛まつりの魅力その2 あんなところこんなところに雛人形】
齋理屋敷は敷地が広大で、入り口手前に和風の建築様式である本屋敷、奥に洋風建築である新屋敷があります。
手前の「本屋敷」側には幾つもの蔵があり、探索すると、、、?
こちらはとある蔵の2階でご対面したお雛様。どこのお雛様なのかはぜひ直接お確かめください!
こんなところにも雛人形がお出迎え。
メインの居宅以外にも、屋敷のあらゆるところに雛人形が飾られています。
皆さんもぜひ、自分だけのお気に入りのお雛様を探してみてはいかがでしょうか。
「齋理の雛まつり」は4月1日(日曜日)まで開催中。期間中は様々なイベントも随時行われています。
詳しくは
をご覧ください。
また、仙南地域では齋理屋敷の他にも各地でひな祭りが開催中です。今後も各会場の雛祭りについてご紹介していきますのでお楽しみに!
【蔵の郷土館「齋理屋敷」基本情報】
・開館時間:午前9時~午後5時(12~2月は午後4時半まで)
・料金:高校生以上610円、小中学生300円
・休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
詳しくは齋理屋敷の公式ホームページをご覧ください。
仙南地域の雛祭り開催情報は下記URLをご覧ください
「仙南雛めぐり2018」URL:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/oksgsin-e/sennanhinameguri-events2018.html
こちらもご覧ください
事務所ホームページ http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/6.html
大河原管内合同広報紙「SENNAN THE KING(せんなんざおう)」
http://www.pref.miyagi.jp/site/kouiki-sennan/sennan-the-king.html
みやぎ蔵王温泉郷facebook https://www.facebook.com/miyagizao.onsen
地方振興部 K・T