仙南地域情報ブログ「見てイガイん!仙南の魅力」

宮城県仙南地域の魅力を発信していきます。

仙南の巨樹・古木②「白鳥神社の蛇藤」(村田町)

2015年09月29日 | 仙南の林業

村田町にある「白鳥神社」の歴史は古くは,創建は123年頃まで遡ります。
周辺の神社では最も古く、その起源は第12代の景行天皇(日本武尊の父)の時代になるそうです。
120年頃というと中国では後漢王朝の時代ですので,本当だったら相当な歴史があることになります。

白鳥神社

そのような由緒ある神社には当然,巨樹・古木も多くあり,確認しただけでも「大イチョウ」や「大けやき」、「奥州の蛇藤」など4本の巨木が悠然と自生(?)しています。いずれも町の天然記念物に指定されています。

ケヤキ

イチョウ

この中では「奥州の蛇藤」が有名で,前九年の役で源義家(通称:八幡太郎義家)が、村田付近で敵軍に包囲された時、境内にある藤の木が二匹の大蛇となってあらわれ、敵を蹴散らしたという伝説があります。この藤は神社の鳥居をくぐるとすぐに道を塞ぐように生えているので初めての参詣者を圧倒します。

フジ(写真では迫力が伝わりづらいですね

神社では毎年「奥州の蛇藤まつり」が開催され,境内ではあでやかな藤娘の舞や神楽などが奉納されます(2015年は終了)。

村田町では今後,10月16日~蔵の陶器市,11月上旬に蔵ing新そばまつり等イベントが多くあります。
是非,白鳥神社にも足を伸ばして巨木の息吹を感じてください。

 

仙南の巨樹・古木①「逆さケヤキ」(白石市)はこちらをクリック

(林業振興部 H.W)

 

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