NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

NPO法人専攻科滋賀の会「第13回/2021年度総会」開催しました

2021年06月20日 10時54分16秒 | 会員募集のお知らせ

本日6月20日にNPO法人専攻科滋賀の会「第13回/2021年度総会」が開催されました。

役員・関係者中心に、この1年間を振り返り、様々な反省、事業課題、ならびに今後に関しての下記のような提言(一部事例)から様々な議論が行われました。

※リモート参加者からの画面(この他数名の方が参加)。参加者間は十分な距離をとり、会場換気・空調にも留意し開催しました。

    *これからの課題「専攻科の未来」*(一部、抜粋)

本来、知的障害のある生徒の教育保障は教育行政の責任であるが、文科省は増え続けている「福祉型専攻科」を生涯学習支援に位置付けたため、知的障害者の特別支援学校高等部専攻科設置はますます遠のいてきている。同じ障害でも盲学校や聾学校では専攻科を認めて設置しており、知的障害者にはその権利を剥奪していると言わざるを得ない。

元文科省事務次官であった前川喜平氏と寺脇研氏の共著「これからの日本・これからの教育」の中で、「知的障害者の専攻科設置は必要なことだ」と書かれ、専攻科づくり運動の追い風となっている。全国専攻科研究会も設立時点では文科省の責任を求めていたが、いつしか福祉型専攻科の広まりと共に福祉型専攻科をどのように充実・発展させていくのかといった内容に重きが移り、文科省の姿勢を厳しく問うことが弱まっているように思われる。全専研も私たち専攻科滋賀の会も、会の発足理念に基づき、今後も粘り強く文科省に知的障害者の専攻科設置を要求し、高等部卒業後の教育権の保障運動を粘り強く取り組んでいく事を忘れてはならない。

専攻科滋賀の会が、福祉の事業である日中一時支援事業を行っているが、今後は主に養護学校在籍生徒を迎え入れ、サンデーゼミナールでの学びを体験して頂きたいと考えている。

(以上 2021年6月18日現在)

この他、NPO法人および事業基盤を担保する為の組織体制を確固なものとする為、様々な闊達な意見を発言されました。

今年もこの先暫く、コロナ禍が続く生活様式の変化を余儀なく受け入れる中、柔軟な対応が求められる環境は変わらず続くと思います。このような活動環境の下、我々は中長期目線で事業基盤の形成に向け頑張っていきたいと思います。

当会会員、関係者の方々他から、引続きご支援、ご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

 

                   ・NPO法人専攻科 役員一同

                             ・障害青年サポートセンター近江八幡

                                  スクールなかま 職員一同

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