あれから４年

小学生だった息子が高校生になるほどの時間。
４年の月日の長さです。
あの日の事が遠く思える日も
つい昨日のように思い出す日もあって
思い出して一人泣くこともあります。


家族も家も仕事も失わなかった私が泣くなんておこがましいかもしれません。

でも、明日の見えない不安を思い出すと
どうしようもない気持ちになります。

電気が消えた町に降ってきそうなほどの星空。
初めて灯をともしたブライダルキャンドル。
ストーブで焼いたお餅。
修学旅行中で飛行機の中だった次女。
線路に残された電車。
自分ちそっちのけで修理に駆け回ってくれた従業員。
なんとか荷物を送ろうと色々手を尽くしてくれた問屋さん。
グランドに不安顔で待っていた息子。
自転車で友人の安否確認に走り回った長女。

思い出せばきれがないあの日。


さぁ、保存食の賞味期限確認して寝よう。