貫井徳郎さんの本。
少年法で守られた犯罪を犯した少年たち。
遺族はその心の傷を背負って、うつむいて歩いていくのに、
わずかな時間を少年院で過ごしただけで、何事もなかったようにと言うか、
まるで被害者に落ち度があったかのように、以前の生活を取り戻す少年。
法で裁けない少年たちを、裁く。
復讐。
誰のために?
自分のため?
愛する人のため?
なくした命のため?
被害者の遺族のため?
それは、犯罪?
少年たちを殺める事は、許されること?
すごくすごく考えさせられた本でした。