バッカス日記

酒をこよなく愛し。屁理屈をこよなく愛し。そこで、ペンネームも「リクツ(理屈)バッカス」のオジサンです。

今、また哲学(!)

2009-03-26 14:46:18 | 読書
前回のコピーのようなフォト・・・



『ハイデガーの思想』木田 元著(岩波新書)
前回、読んだ、『哲学は人生に役立つのか』に紹介されていた一冊。
何年かぶりにハイデガーがマイブームに・・・
特に「世界内存在」の意味が氷解でき「いや~生きてて良かった・・・」
と言うくらいの喜びの書であります。
時々、こう言う虫が起こるのです。(特に春先・・・)



『ローマ亡き後の地中海世界』(下巻)塩野七生著
『ハイデガー・・』を数ページ読むと当然の様に頭痛がしてくるので、息抜きに開くと100ページ位スッーと読めてしまう娯楽書(?)の下巻です。
地中海世界の暗黒期とルネサンス再生に向けたベネチアの活躍を描いております。




『ハイデガー・・』の中で環境繋縛性的存在と規定されるウサギちゃん。(無論糸ミミズも、何が楽しくて生きているのか分らないスズメも、)興奮してるので、それぞれを観察するにも理屈っぽくなること・・・

ところで、マイウォーキングコースは、いよいよ黒ウサギまで登場・・・いったい何匹(羽)のウサギが住み着いて居るのやら・・・?

閑話休題・・・

WBC優勝おめでとう!

日本チームが試合をしながら成長してゆく様子を、まるで高校野球を見るような感じで応援していました。

久々に、野球の面白さ、醍醐味を味わいました。
一郎の試合毎のコメントも辛さ、痛さが切ないくらいに通じ、言葉の重みを感じました。

最後にキューバのカストロ首相の絶賛コメントを頂き、世界が讃える仕事が日本人には未だ出来るのだ!と感動を新たに致しました。

それに比べて、もう一人の一郎(小沢)の会見の暗くてガッカリすること・・・

時代はめぐる!

2009-03-09 10:42:05 | Weblog
3月になり読んだ本。
(出所は、あいも変わらず図書館。)

 

『哲学は人生の役に立つのか』木田元著
大学の哲研時代下級生のS君、N君と「現象学」の研究会を結成して勉強したのが、木田 元の新書版『現象学』でした。

あの頃みんな若かった(!)勉強会の名前は「新鮮組」(新撰組ではない!)
合言葉は「サインはフレッシュ!」テーマソングは「巨人の星」
元気だけはありましたが、フッサールの「現象学」を何処まで理解できたのか?
その後、S君とN君はロシア文学のドストエフスキーの勉強会に移行して行きました。
私は、サルトリアンの侭(今も大方は実存主義者です!「古~!」)

 

続いて、『ローマ亡き後の地中海世界』塩野七生著
あの大著『ローマ人の物語』シリーズの続編。

一つの文明が崩壊すると、社会は何処まで酷いものになるのか?
と言う問いに答える冷静で生活実感まで伝わる好著。
今の、ソマリアの海賊のことや北朝鮮のことまで予見できる史実がふんだんにちりばめられております。

そう、時代はめぐるのです。(BGMは中島めぐみの『時代』)
先日、三男坊の高校卒業式に出席し、一つの時代が終了したことを感慨深く実感した分けですが、次の時代がすぐ後に到来しました。

 

先週のマイショップの休業日。
カァちゃんの父君が入院しました。
黄疸がひどくて、それなりに大病であるとの診断です。
隣のご母堂も、何時倒れるか分らない(杖を手放せない)ダイナマイト婆さんです。

 

カァちゃんの弟も東京から駆けつけ、義父が「折角だから撮って・・」と、のたまいカァちゃん一家の記念撮影。
子育てが一段落すると今度は、親の面倒を看る時代に突入と言う訳・・・
時代は巡るのですね~

3月最初のイベント

2009-03-03 11:11:55 | Weblog
3月になりました。

 

3月といえば卒業式。
我が三男も3年の月日を過ごした学び舎を巣立つのです。

 式典会場の体育館

長男、次男の卒業式が我が母校だったので、回顧の情と校歌を高らかに歌う(音痴の癖に・・)のが楽しみで列席しておったので、成り行きで学校の違う三男の卒業式にも私が出席することになりました。

 卒業生入場

卒業生が入場してきて、いよいよ式典の始まり。

 わが子も・・・

我が三男も、得意のふて腐れた顔で入場してきました。

 

卒業式は、国歌斉唱で始まり、「仰げば尊し」で終わる、オーソドックスなもの。
思想介入が無い、安心できる卒業式です。

取り仕切る校長先生は、我が母校赴任時代には長男の数学の先生で、三男にも気さくに話しかけて下さったそうです。

それにしても、生徒諸君の様子の良いこと。ボタンは全部締め、静かで、田舎の学校らしくて、こう言うの私は好きです。
卒業生代表の答辞では、感極まった代表が涙声になり、保護者席でもハンカチを使うお母さん方が・・・良いですネェ~

 

約1時間の式典も無事終わり、退場する卒業生達・・
女の子が結構いるのです。男子校しか知らない私には、なんか違和感がありました。
男子校出身者には、女の子が居て男子高校生が本気で勉強できるんかい(!?)という感情があるのです。(世間では男女別学の方が珍しいのでしょうが・・・)

 思い出の部室

式典が終わり、「あまり出しゃばらない様に・・」とのカァちゃんの忠告通りさっさと会場を後にして向かった先は、三男が3年間お世話になったウエイトリフティング部の部室。
ここが無かったらホントの落ちこぼれに成っておったのかもしれません。(感謝!)

 

3年間色んなことがありましたが、父として一番褒めてやりたいのがこの「皆勤賞」です。
さて、これで、4月から我が家は大学生3人を抱える(それも三男は私学!)大貧民生活に突入です。(ドナイシマヒョ)